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後ろの正面に立つ、

自我を失ったお前へ、鍵を残す。


ジリジリと迫る恐怖心
捧げた筈の心臓とは
腐れ縁の小判鮫を飼っている俺
果実酒の約束


以上だ。

逃げたいのならば俺は追わん。だがお前が逃走を望まねぇなら、此処へ答えが連なるんだろうな。
…それを待っている。
…リヴァイ。君からの声が、聞こえない。
もう此処には居ないのか?それとも私に見えないだけか?私を呼んでくれ、リヴァイ。
…これが私の答えだよ。
8 リヴァイ
エルヴィン、…エルヴィン。
……お前が居ねぇから、連日俺は力尽きちまった。早くお前の生気を俺に与えろ…

…鳩は直通のもので、お前の元へと今しがた向かわせた。届いていねぇなら再度ここへ道しるべを残せ。
9 エルヴィン・スミス
リヴァイ…お前が消えない様、直ぐに生気を与えよう。
その為にも、君に鳩を返した。もし届いていなければ…此処に一言残してくれ。
良かった…お前が、消えていなくて。本当に、良かった…。
リヴァイ?私の、リヴァイ。
お前へ声が届かない。
…何か、あったのか?
リヴァイ、姿を見せて欲しい。
どうか…俺の前に。再び繋がれる事を願っている。