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1 ユミル

roomK、仔猫のクリスタ。

─悪い、端末の調子が頗る悪いのと睡魔が重なって、いつの間にか落ちちまったみたいだ。

・訓練疲れのお前
・白くてふわふわした仔猫

…なあ、お前。人の幸せを願うのも良いが、自分が幸せになる事も考えて良いと思うぞ。何があっても、本当の自分を隠すな。醜くたって、妬んだって良いじゃねえか。それが人ってモノなんだから。

お前の幸せを願っているよ、私は。
話し相手になってくれて有り難うな。
2 クリスタ・レンズ
ユミルへ。
まさかここに書き込んでくれると思わなかったから見つけた時驚いたよ!寝落ちや端末の不具合は気にしてない、ユミルがよく眠れたのならよかった。

・長椅子に寝そべってた
・孤高の猫
あのね、ユミルの記事を見てちょっと泣いちゃった。私が一番欲しかった言葉をユミルがくれたから。私はね、醜い心を持たずに生きろって教えられた。その呪縛を解いて貰った気がしたんだ。これからは自分の醜い心も受け入れて生きようと思う。
幸せになれって言葉もうれしかった。
ユミルさえよければまた会って話しがしたい、昨日は私の話しを聞いてもらったから今度はユミルの話しを聞きたい。
それがダメなら一言お礼だけでも言わせて欲しい、その時はいつもの私に戻ってるから。

ありがとう、ほんとうにありがとう。
女神はユミルの方だ。
3 ユミル
…少々説教がましい言葉を並べちまったが、無事にお前に届いたようで良かったよ。可愛い女神が胸を痛めてんだ、それを放っておける程、私は非情じゃないからな。…必ず幸せを掴め。人一倍優しいお前にはその資格がある筈だ。

私の話なんて聞いても大して面白くねえと思うが…もしもまたお前に会えるのなら、何か面白いネタを仕入れておかないといけねえな。

…ばーか。私が女神になんざなれっこないだろ?まあ精々、女神を横で見守る狂暴な番犬ってところだな。