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Kaoru四時間目〜校舎裏〜(1)

「先生、おしりがとっても、かゆいの」
薫は、むずむずするお尻を突き出して見せた。
短い体操服の短パンからは今にも奥が見えそうだ。鼻を近づけると匂いがしてきそうだ。少年特有の甘臭い、動物的におい。
運動会の練習中だということも忘れて、鼻先でそこをこするように匂いをかいでしまった。
薫が、もっとというようにお尻を近づけてきたように思う。
そっと短パンの裾から両手を入れてプリとしたお尻をもみしだく。
「んっふ」
薫が色っぽいため息をこぼす。
セックスを覚えた薫は徐々に色気を帯びてきたよう。
今も突き刺してほしいと、たまらない様子だ。えらく淫乱な尻になったものだ。
遠くから響いてくる体操の音楽と体育系の先生の指導の声を聞きながら、俺は薫の短パンを下ろし、ためらいなく小さな穴に舌を突き刺した。
「はぅん」
精一杯お尻を突き出した足が震えている。
なおも俺は薫の穴を舐めまわし、ヒダの割れ目をほじくるように往復させる。
するとギュッと締まった蕾が開くように、震えながら弛緩してゆくのがわかる。
「はぁはぁはぁ」
薫は、小さな手で体操服を握り締めいやらしい吐息を吐いている。
「熱射病だなんて嘘ついて、そんなに欲しかったの?」
「うん、むずむずしてとまんなかったの」
こちらに向けてくる、潤んで赤くなった目と上気した頬をした顔はかわいくてしかたない。
「ああ、なんて薫はそんなにかわいいんだろう!」
言いながら、薫の穴に指を入れ、思いのまま乱暴にかき回した。
「はあああああっ」
薫はいきなりの刺激に我慢できずに白い液をばらまく。
校舎の影が大きくおちている土の上に、土に染み込まなかったゼリー体が残った。
「ねぇ、おしりだけ?お口はなにか欲しいって言ってない?」
「ほし…せんせの、ほし…」
うわごとのように言いながら、尻に指をくわえたままに俺のほうに向き直り、探るような手つきでズボンのジッパーを下ろし始めた。
でも要領がつかめていないので、うまくできずに手を焼いている。
「薫、そんな手つきじゃあ運動会の練習が終わっちゃうよ?」
からかうように言ってやると、薫なりの精一杯の怖い顔で睨んできた。
ようやく俺のものを出して嬉しそうに堅くなっているそれを握り締める。
「せんせいのおいしいよ。」
そう言いながら小さな口に飲み込んでいく。
精一杯に半分程をくわえ込んで、しゃぶっていく。
「そう、上手に舌をうごかして」
2
必死に俺の側面や先を舌で舐めようとするのだが、薫の口が小さいのか俺のものがでかいのか、口からよだれがひっきりなしに出ている。
その不器用な姿もかわいくってしかたがない。
―ドサッ
校舎の影から音がした。
どうやらのぞき者がいたらしい。
「薫、ちょっと待って」
おざなりにズボンのチャックを閉め、誰がいるのか確認する。
「明日香」
「せんせ…」
うちのクラスの級長で、薫の次ほどにかわいい明日香がやや困惑気味でたちすくんでいた。
スカートから出たひざが震えている。
明日香の目の前にひざをついて抱きしめてやる。
「大丈夫かい?明日香。びっくりしたんだね」
涙が今にも流れ出しそうなほど目をうるませて、明日香はちいさくうなずいた。
やさしく頭をなでてやり、落ち着くまで抱いてやった。
「少しは落ち着いた?」
「はい、わたし先生が帰って来ないから心配になって探しに来たんです…」
ああ、また泣き出しそうだ。どうしよう。
サッシのいい子だから、俺と薫のことはだいたい勘付いてしまっているだろう。
薫を見ると嫉妬の目で明日香をみている。
「やれやれ、実はね明日香、先生は薫のことが好きなんだ」
「……っ…っ」
サラサラな肩まで伸びた黒髪を揺らせながら、明日香が泣き始めた。
明日香は賢くて凛と筋が通ったような子で、したたかで泣くことはほとんどなかった。
「明日香、ごめん、驚いたよね、ごめんね」
「ひっくひっ、ちがうの、わたし…わたし…」
「明日香ちゃん!」
明日香の涙にわれに返った薫が明日香に近づく。
そういえば、この二人仲が良かったけ。
薫が訴えるように俺の顔を見る。
「どうしたの、薫?」
薫は明日香を気にするようにチラチラ見るだけで黙ってしまった。
もしかして明日香は…
「明日香、薫のこと好きだったのか?」
おどおど目線を泳がして黙って明日香がうなずいた。
薫はもっと顔を下に向ける。
3
薫は明日香の気持ちに気づいていたのか。それとも告白されていたのかもな。
俺の中にとんでもない考えが浮かぶ。
「先生として提案なんだが、二人がよければ続きを三人でしないか?」
「先生!」
もう待てないよという風に薫が叫ぶ。
「薫だって明日香の気持ちがわかるだろう?明日香だけ両思いじゃないのは不公平だろう?」
「でも…」
「いいから、明日香はいいだろう?薫はきっとやさしくしてくれるぞ」
明日香にこの会話は刺激が強すぎたのか、放心しているようだ。
この優等生で綺麗な明日香が薫に犯され、よがるところを見たい。そして、薫が始めての女の子との性交する姿が。
「二人ともこっちへおいで」

四時間目半刻終了