境界線

いわゆる「病気が治って」随分経ったけど
きっと、この自己肯定感と自尊心の低さは死ぬまで変わらない

私が死んだ責任をだれも取りたくないから、それらしい言葉をかけるんでしょ？私に生きていて欲しいとかじゃなくて
「自分のせいで死んだ」と責任を追及されたくないから、私が死ぬ要因になり得ない言葉ばかりをかけるんでしょ？だって誰だって人殺し扱いされたくないもんねそういうのが一番悲しいって誰もわからないのかな
死ぬことさえ疎まれる
私には悪いところばっかりだよそんなの分かってる
そうだね
例えば趣味をやめたら、もう少しお金はできて貯金もできるのかもしれない
でも私から趣味を取ったら、もうなんのために生きてるのかが分からない
細々と、ギリギリで、こうやって自分を誤魔化して生きてるのだと思う
何かにのめり込む体質だから、趣味に耽っている間は忘れられる
最近は、それもままならなくなることが多いけど

でもきっと、それは許されないことなのかな
じゃあ私はなんのために生きたらいいのかな
誰のことも心の底から信じるなんてできやしない
こうやってダラダラ生きてるのが邪魔なんだよね分かってるよだからどうやったら楽に死ねるのか探してるんだよ
誰も悲しんだら喜んだりなんてしないんだろう
私ひとりが死んだところで世界はいつものように何事もなかったように回り続ける

恋人とも距離を置いた方がいいのかな
彼から私の家への挨拶はスムーズにいったけど、私から彼のお家へのご挨拶の日程を、もう2回もキャンセルされてる
2回目はドタキャン
これ、普通じゃないよね
よく思われてないってことなんだろうな
ごめんなさい死ぬから許してください

どうして、悲しくなるようなことしか考えられないのだろうか
「病気が治って」調子がいいときは、もしかしたら世界は捨てたもんじゃないのかもしれないと思えることもあるのに、ここは最近は本当に悲しくて仕様がない、周りと比べて、劣等感に苛まれることもかなりある
私
これでも頑張ってるつもりなんです
一生懸命生きて、どうしたらいいのか頑張って考えて
お給料低いけど、私みたいに悲しい思いを抱えたまま大人になる子供を1人でも救えるように頑張って頑張って今の仕事をしてるつもり
子供だけじゃなく、自分が助けてあげられるかもしれないと思う人の役に立ちたくて、一生懸命仕事してるつもり
自分の存在をこれ以上否定したくなくて、どうしたら自分を肯定できるか考えて考えて考えて
どうしたら両親に悲しい思いをさせなくて済むのかも考えて考えて考えて

そうして生きてるけど
やっぱり世界は私を否定するのね

悲しい
やっぱり生きてたって何の価値もないのかしら
私は自分にできる精一杯をしてるつもりでも、世の中にはどうでもいいことなのかしら
どうでもいいから、こんなに悲しいのかな
生きててごめんなさい
私にはもうどうしたらいいのかわからない

ただ
生きてていいよと言って欲しかっただけなのに

私にはそんな言葉をかけてもらえるような、いや、それを受け入れてもいいと自分を赦すことのできる運命はないんだろうな
切ない
一度でいいから
肯定してもらいたかった

いや、その肯定を
肯定として受け止めて
暖かな運命を感じたかった

ぜんぶ わたしがわるいんですね

私はきっと生まれたこと自体が間違っていたんだ
だから、一生幸せになんかなれないようにきっとそういう風にできてる
わかったよ

生まれたこと自体が間違ってるなんてさ
じゃあどうして私なんかが生まれたんだろ
誰のせいにもできない
好きでこんな風になったわけじゃない
私だって普通でいたかった
普通の幸せを感じたかった
でも、自分が「幸せだ」と感じるとき、同時に怖くなる
いつそのツケが回ってくるのかと考えると

私は一生苦しんで苦しんで苦しみ抜いて、そして死ぬんだ
どうやったら平穏無事な心を保てるのかを探し続けて生きるしかないんだ

早く死にたい
何で生まれたの
誰か教えてよ