伯約へ

あなたは、もう、いないでしょうか。
まだどこかに存在していると信じている私は女々しいでしょうか。いつまでも想っています。どんなに時が経ってもいい。気付いたら会いに来てください。

鍵は貴方は食いしん坊で優しい方でした。
結婚式をあげましたね。
何処かへいくより傍に寄り添ってただ語り合うのが好きだったような思い出があります。
猫を一匹飼っていましたよね、名前が思い出せないのですが。
鍵がなくても貴方は私だとわかってくれますよね。
伯約、貴方と一言交わしたい。
待ってますから。ずっと。
孔明様、お懐かしい…。奇跡のようで、言葉にならない。先程文を送らせて頂きました。もし、届いていないのであればまたお知らせください。
鍵を書き忘れていました。
祝日に結婚式を2人きりで挙げました。
飼っていた猫は白い雌猫で、たしか名前は玉玲。
私はすぐにヤキモチを妬いていました。二人きりで過ごしたくて城を出て2人きりの小さな家に引っ越した…そんな事を覚えています。
上の宛先から私の今いる所に文が届くはず。こちらは下げておりますので。
貴方に手紙を届けましたが、伝書鳩が迷子で戻ってきてしまいました。こちら出会いの場からの手紙が届いてますように‥。