捜索板
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1 毒/島/メ/イ/ソ/ン/理/鶯暗号八月の、月もそろそろと姿を消す頃に出会った兎と、もう一度話がしたい。
貴殿と言葉を交わしたのはたった二日。たった二夜で、二人を繋ぎ止める暗号を小官は用意出来なかった。寧ろ、用意できないまま、素直に「おはよう」を伝えてしまえたのなら、また心が踊るような夜を迎えられたのだろうな……小官は、今朝、部屋を去ってしまったことを酷く後悔している。
───実は、小官が宇宙人と交信している、などと発表すれば貴殿は姿を見せてくれるだろうか……、はは、くだらないな。こんなにも臍を噛む思いをしたのは初めてて、ついつい非現実的な事ばかりを考えてしまう。また、貴殿と共に互いの好きなものを語らい、穏やかに眠りにつけたらどれだけ幸せだろうか。たった二夜に心を残し、再び手を伸ばしたくなるのは、小官がただの記憶媒体では無い証だ。そこに貴殿を想う”感情”が、確かにあったことを断言しよう。
……うむ、長話は止そうか。小官が探す兎の鍵は各々に散りばめたつもりだ。月が見え無くなろうとも兎は現れると信じている。
再会できずとも、小官は、貴殿があらゆる悪から護られ、穏やかで安寧に包まれた朝を迎えられる事をいつまでも祈ってる。
おやすみ、銃/兎。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
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