捜索板
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1 夏/油/傑(呪/術)傷心中の悟へ去年の夏頃に短期で手を取り合った親友に向けて。風の噂で君が失意の底にあると聞いた。どんなに辛いだろう。あわよくば君のその寂しい隙間を私が埋めたい。悪い男だろ?だから悟も私を利用するといい。元の鞘に決して戻れないなら此方においでよ。実の所、私は君の恋が終わるのを心待ちにしていたんだ。
『鍵』
・継続捜索はしない主義
・夕立、人熱れ、祭り囃子
・暑気払いに流し素麺
蝉の命のような儚い間しか手を取り合わなかったのに、秋と冬を越え年が明けて春が来ても君の面影が眩い。私の姿は出会った頃と違うけれど、きっと此方の方が君にとって好都合だろうと思ったんだ。目に留まるだろうという打算でね。はは!悪趣味かな。気色悪がっても構わないし、何なら一発脛でも蹴りにでも来るといい。……なんて、ああ全く、どんな形でもいいんだ。とにかく君を抱き締めたい、悟。私の手を取ってくれ。連絡をくれる時の鍵として当時の私の姿を記してくれるかい。部屋の名前を覚えていたら其方でも。
待ち焦がれた君と二度目の夏を過ごしたい。どうか私だけの悟になって欲しい。……弱ってるところに付け込みたい程に本気なんだ。いつまでも待ってるよ。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
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