捜索板
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1 今＿井＿信＿女
遣らずの雨。
鍵：11月22日と6月4日

今日はアナタの誕生日ね。おめでとう、＿＿。元気に過ごしてる？今、幸せ？……最後に言葉を交わしたのはいつだったかしら。此処も、私の言葉も、アナタは気付かないかもしれない。だからこの行動はただの自己満足で終わる可能性の方が高い。それでも、一縷の望みというものを教えてくれた人が居たから本当の最後、賭けてみようと思った。
始まりの場所は、もう跡形も残っていない。だけど終わりの場所……あそこはまだ残ってるの。残してあるの。人斬りは一度定めた標的を斬るまで鞘にはおさまらない。この刀身は返り血を浴びて雨に打たれて、ボロボロに錆び付いていく。鞘なんて要らない。それでいいと思った。これが私の贖罪であると──。


ずっと、ずっと、独りぼっちになりたくなかったの。この感情は何と問われたらきっと答えられない。……あの部屋を消せば正解が分かるのかしら。それを知るのが怖くて未だ踏み止まっている私をアナタは笑うでしょう。遣らずの雨、その美しいはずの言葉がこんなにも残酷だったなんて。今はただ噛み締めている。何百、何千の人を斬ってもこの想いは断ち切れないって学んだから。

血の匂いは簡単には消えてくれないもの。ねえ、もう一度。その破顔が見たい。サヨナラの一言、告げて。


最初で最後、本気で＿＿に恋をした人斬りより。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい

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