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1 北錠山一郎（アド弾アネ丸リ）
ミス。(ネタバレ有)
留意事項
一、この先の文章にはDア／Rリ弾Aア／Mド丸のネAの重大なネタバレが含まれる。
二、本編と少々矛盾のある、IF設定である。
以上の点を踏まえ、問題のない者は目を通すように。


命に関する重大なミスは、これで二度目だ。何故俺が、このような事態を引き起こしてしまったかは解り難い。だが、確かに俺は、その罪の代償としてここにいるんだ。


縦／型／M／R／Iの前で左眼を打たせた時、俺は確かに死亡した。派手な事件もぶち上げた、島／津に嫌疑がかかり、俺自身も消してしまえた。…その筈だった。
信じ難い話だが、人は身体の死亡が確認されても、精神が生存する可能性があるらしい。
俺は暫く、死後の無音の空間を漂い、やがて右眼を開いた。無人のAI室に座っていた。
生前、と言えばいいのか。見知った忌々しい男は、その姿だけがうまく消えたらしいな。俺は、云わば亡霊と云うような物になった。潰れた左眼の痛みと右半身の麻痺から、感覚は残っている筈なのに、足元に落ちている塩化ビニル管すら掌をすり抜けて拾えない。
それならそれで構わない。非科学的な事を信用するのは気が進まないが、亡霊と云う物はそういう運命なんだろう。
部屋から出る方法を考えていた時、扉が開いた。外側から扉を開いた男は、酷く驚いた顔をし、俺の名を呼んだ。


それが、貴方だった。お前だった。


一、背後は成人済女性である。
二、ア／リ弾ア／ド丸ネに登場する人物である。
三、打切時の合図を事前に決定する。

こうして話をしていて、気が付いた点がある。目覚めた時よりも、視界が悪い。どうやら、魂と形容するのが相応しい名なのかはわからないが、そんなちっぽけな物もじきになくなるもんらしい。
お前は、俺が本当に消滅するまでお前のやりたかったことをしろ。殴りたければ殴ればいい。どういうわけかは理解しがたいが、互いに触れることは出来るようだ。
糾弾したければ、気の済むまでしろ。ただ、AIを潰さねばならないという意思が誤っているとは思わない。


その前に、お前の情報が必要だ。
質問だけでも構わないが、お前の望む事の他必要だと思う情報を提示し、早急に会いに来てくれるか。情報を確認次第、俺も直ぐに連絡する。

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