ジャンル越え募集

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1 野/菊(か/さ/ね)
私≠見てほしい。
朝、目を覚ますと雨の音がしていた。雨、といっても梅雨の雨は優しくない。静かな顔をして、じっとりと身体の芯まで染みこんでくる。洗い流すふりをして、過去を浮かび上がらせる──そんな雨。ホテルのガラス越しに、外を見た。水滴がつたうのをぼんやりと目で追って、思い出したのは、檻の中のあの部屋。香の煙、絹の布、汗ばむ指。そして、透/世の名を呼ばれるたびに、私は、私じゃなくなっていった。……この雨の中、私はひとりの女として、
部屋にいても、どこにも閉じ込められていない。誰にも名前を奪われていない。冷たいけれど、自由な雨。
それなのに、私自身を見てくれる人なんていなくて。それが、私の心を虚ろにした。私は演技が下手よ。笑顔だって、ぎこちない。心の奥は、冷たいままだわ。でもね。そんな私でも、いまだ知らないあなたに逢いたいと願ってしまったの。

【条件】
・規約を遵守している旧成人済みの女性。
・帯使用(アイコンは公式様)
・完メイン(描写100〜)
・レス関係寛大(即レスからムラレスなど)
・打ち切り時退室

遣り取りは出逢いから。出逢いって、べつに特別じゃなくていいの。偶然でも、通りすがりでも、名前を名乗らなくても。
どんな人でもいい。どんな出逢い方でもかまわないわ。ただ、いつかは私という存在を見ようとしてくれるなら、それだけで十分。上手く演じることも、誰かになりきることも、私はできないの。舞台の上じゃなくて、暗がりの片隅で、黙って誰かの声を待っていることしか、できないのよ。
でもね、そんな私でも、言葉を交わせる誰かがいるなら──それがたとえ短いものでも、その一言に、ちゃんと心があるなら。私は、それを信じてみたいと思ったの。
雨の降る季節に、こんなふうに誰かを待つなんて、少し滑稽かもしれないわね。
でも、もしもあなたが、最初の一言をくれるなら──私、ちゃんと応えるわ。仮面でも虚勢でもなく、私らしく。
関係性は、問わない。私はフリーだから、いずれ恋人になることもできるけれど。あなたに相手が居るならば、友人関係までにとどめるわ。その場合は、必ず申告してちょうだいね。
我儘を言うなら、もしも恋人関係になる際──私は行為に重きをおいてはいないから、あなたもそうだと嬉しいということくらいかしら。

【提供】
・か/さ/ねより、野/菊。

【募集】
・同作含む、版権男女

ここまで読んでくれてありがとう。もしも興味があるという人は、作品名と名前、自己紹介と希望の関係性を。ロルやシチュエーションはあなたの為人次第で、私が考えて送らせていただくつもり。
けれど、あなたからロルを送ってくれるのも歓迎しているから、気軽によろしく頼むわね。
[記事の有効期限(〇月〇日迄/削除する迄/〆切る迄/本文参照/等)]
削除する迄。

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