アニメ/マンガ 一日限定
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1 飯田天哉すまない、轟くん。買い物の帰り道、街で偶然救護した具合の悪そうな女性はどうやら厄介な個性を持っていたらしい。俺がそれに気が付いたのはつい先程。つい口が滑りそうになったからだ。
少し考えてみてもこれしか思い浮かばない。俺の理性が弱くなっている。気を抜けば端から溶けて消えてしまいそうな程の溶け具合だ。これは由々しき事態だろう、そこでもう俺は腹を括るしかなかった。
という訳だ、轟くん。君のことが好きだ。これは俺の本意ではなく、個性を受けて一番最初に目を見て挨拶を交わした人を好きになってしまうといったものらしく…俺はその、本意では！なく！…自然と口にしてしまうらしい。分かってくれるかい。恥を忍んで協力をお願いしたい！この恥ずかしい言葉の数々を今は黙って聞き流してくれないだろうか！
心優しい轟くんは声を掛けてくれないか。君の真っ直ぐな言葉にはいつも勇気や力をもらっ…てはいるんだが今はそうではなく…！ええい、話が進まない！もし声を掛けてもらえたなら俺の部屋の鍵を渡すから手間を掛けて申し訳ないが来てもらえると嬉しい。大好きな君に早く会いたい。……。……そういう、ことだ…。待ってるよ……はぁ…。
×：御相手持ち、スキンシップ不可
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