その他ジャンル 一日限定

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1 創作♂
恋愛感情とは
一体なんなんだろうなあ。君、分かるかい。
僕はさ、この歳まで生きてきて恋愛感情というものを実感したことがないんだ。人を好きになったことならあるとも。ただし人間的な好き——親愛なんだよな。恋愛と親愛というものは違うんだろう?でも僕にはその愛の違いが分からない。さて、困った。……ん、いささか唐突過ぎたか。
実はと言うほどでもないが、僕は物書きを生業と——したくて。つまり小説家希望の素人さ。あれこれ書いてはいるが中々賞が取れず、当然デビューなんて夢のまた夢。悲しいかな、肩書きに小説家が加わることなくいくとせ……まあ、片手の指に収まりきらなくなりそうな年月を過ごしてきた。そろそろ諦めるべきかと悩んでいた時、友人に言われたんだ。「ここはひとつ、趣向を変えて恋愛小説でも書いてみたらどうだ」とね。今までの僕はもっぱら冒険活劇メインだったから、なるほど新しいジャンルに挑戦するのもいいかもしれないと思った。思ったが——前述の通りだよ。分からないんだ、恋愛というものが。

長々と過程を語ってみたけども、簡潔にまとめるなら「参考にしたいから君にとって恋愛感情とはどういった心の動きで起こるものなのか教えて欲しい」だな。
ときめくとは一体全体どういう心の動きなんだい。惚れるとは、好きになるとは、どういった心情の変化を指しているんだい。——僕には分からないが君には分かるかもしれない恋愛感情のことを語って欲しいと、まあそういうことだ。

嗚呼、少しばかり長話が過ぎたかな。もう結構と背を向けられてしまう前に、自己紹介諸々を渡しておこう。
もし僕の助けになってくれるのなら、君の自己紹介と希望ツールと……恋人の有無を必須として、あとは自由に書いた手紙を郵便受けに入れておいてくれ。アウトプットに時間が掛かることは自覚しているから遅筆の誹りは甘んじて受け入れるけども、代わりに返事が遅くなるのは許してくれよ。それじゃあ、話に付き合ってくれてありがとう。〆るまでは待たせてもらおうかな。


『条件』
規約遵守、成人女性
ぽい、帯のどちらかで話せる
帯の場合、アイコンは未設定か単色無地
描写無しの完、100〜300字までの完のどちらか限定、半不可
一言挨拶をして終了
二十歳以上の創作男女、属性不問
友人や知人、たまたま喫茶店で相席になった見知らぬ人まで、関係性自由
恋人は実際のやり取り相手ではなく、キャラ設定としてのものに限る

『提供』
名前は相手を願う方に
35歳、日本人男性。184cmの中肉。うなじが見える黒の短髪で長めの前髪を適当に左右に分けており、耳は隠れている。切れ長の茶味がある黒い瞳に一重瞼、細い平行眉。いつもへの字に曲がった口をしているがこれが平常であり不機嫌ということではない。細く節が目立つ指、薄い掌、肩幅広めで撫で肩気味。若干不健康そうな青白い肌。ワイシャツにジャケット、スラックス、場合によってはネクタイも締めるなどスーツ系統の服装を好んでいる。
小説家希望の事務職。表情に乏しく感情があまり表に出ないが、ほぼ常にフラットで穏健派、一時の感情に任せた言動をしない。初対面では冷淡で無愛想と誤解されやすいため、友人と呼ぶに至るまでの関係を作れることが少ない。恋愛感情を持たないアロマンティック。性欲はあり、対象は男女を問わないバイリバのため、風俗店に行くこともあればセフレである件の友人(恋愛小説を勧めた男友達)と寝ることもある。

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2 創作♂
「やはり難しいか……」なんてしょげた顔してる友人を見て、黙っていられる俺ではない!——というわけで、アイツに恋愛小説を勧めたセフレが顔を見せに来た。
いやなに、俺も訊かれたからちゃんと答えたんだ。しかし俺はあまり一般的な恋愛をしてこなかったからな、小説の参考になるかと言われたら自分でも少し首を傾げてしまう。なら恋愛小説とかドラマとか映画とか、色々選択肢はあるんだが……「生の声を聞いてちゃんと理解しないと、上滑りした文章で空々しい小説になる」と真顔で言われてしまった。書き方も考え方も千差万別、人の数だけあるのだから満足いくまでやって欲しいと思いつつ、生真面目に悩んでいるアイツを見ていると軽率に恋愛小説なんて言った自分が恥ずかしくなって——俺のことはどうでもいいか。いいな。うん。

ちなみに俺は複数人に恋愛感情を持つ人間だ。浮気野郎と罵倒されることも多いが、俺は全員本気で愛しているし隠して複数人と付き合うことはない。あまり理解してもらえない恋愛指向だと自覚はある。
そんなやつでもいいなら、好きなタイプでも語り合ったりしてみないか?勿論、俺の友人に恋愛感情とはどんなものか教えてくれてもいい。好きな方と会話してくれれば嬉しいと末筆に添えて、気長に待つとしようか。

『提供2』
名前は相手を願う方に。
35歳、日本人男性。188cmの筋肉質。濃茶色のベリーショート。露わになった左の耳にはリング型のシルバーイヤーカフ。くっきりとした二重瞼で黒の吊り目、少し太めの吊り眉。大きく厚みのある唇は目尻同様に持ち上がり気味で、いつも笑んでいるような表情をしている。太く節くれだった指、厚い掌、広い肩幅と分厚い胸板。腹筋も六つに割れており、手脚も筋肉で分厚い。Tシャツにジーンズといったラフな服装を好むが、好きな人の好みに合わせた服を着ることも好き。
友人と同じ会社の営業職。喜怒哀楽を大袈裟に顔に出すものの、実際はほぼ常に冷静沈着な落ち着いた性格。非常に友好的ながらパーソナルスペースは広く、若干潔癖の気がある。想いを寄せる人間や親しい友人以外とは肩が触れ合うのもあまり好まない。複数人に恋愛感情を持つポリアモリストのゲイリバ。交際経験はほとんどない。

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3 創作♂(提供1)
以前声を掛けてくれた者に感謝を。しかしまだ僕の欲しい情報を得られていないんだ。コーヒーの一杯や二杯くらいは奢るし、軽食の代金を持つことだってやぶさかじゃない。他に対価となりそうなものは……一人では行きづらい場所に付き合ってくれとか、ホラーが苦手だが観たいホラー映画を一緒に観て欲しいなんてものでも構わない。いやなに、僕の頼みがなんとも的を射ないというか、曖昧極まりない疑問に回答せよという我儘の極みだからね。出来る限りの礼はしたいという気持ちの表れだよ。
今宵の感情が哀愁のため、穏やかに恋愛感情がもたらす心の動きについて語ってくれる人だとありがたい。さて、と——引き続き待たせてもらおうか。

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