短期募集

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1 膝_丸
宵の共
降り頻る雨音を子守唄代わりに、まるで微睡みのような夜を過ごそうか。遥か昔、未だ昔の主達が我らを奮っていた頃、人の子は夜を恐れた。恐れ怯えて、其処に何かの影を描いて。

だから、そう。そうだ。共に居ないか、夜明けまで。

求む、俺と共に眠ってくれる刀。添い寝だろうと、言葉だろうと、何だって構いやしない。其処に君が在るならば、それだけで。
期間は三日間、その内何処か一日だけでも良い。継続は基本的に不可とする、仮に俺が袖を引いても振り払ってくれて構わない。
緩りと、宵に過ごせる存在として。眠りに導く、声として。

媒体は帯、提供は我らが源氏に加えて、…そうだな。平安連中ならば、大抵は顔を出す筈だ。君の姿は問わない、一等過ごし易い刀を顕現してくれ。
部屋は此方が用意しよう、連絡の取れる宿を記載の上文を頼む。

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2 鶴_丸_国_永
いやあ、こうも閑古鳥が鳴くとは驚きだ。存外、皆夜を愛おしく思ってるのかも知れんなあ。俺も厭うてはいないぜ、唯ひたすら寒さが骨身に沁みるだけさ。

如何だい、時には二振りの夜と云うのも粋なもんだろう?
未だ暫し、源_氏兄弟や平安の連中と共に待つ。

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