短期募集

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1 山/姥/切/国/広
内緒の二振
閲覧に感謝する。……暖かく、なってきたな。朝晩はまだ冷えるが……くそ、気の利いたことなんか写/しに期待するな。そういうわけだ、本題に入る。

最近微妙な雰囲気の二振を知っているか。一月ほど前から同室になったというのに普段は目も合わせず、休憩や食事の時も別々の友刃と共にいるし、非番に至るまで行動は全くの別だ。片方にもう片方の居場所や予定を聞いても「知らない」で終わり、そんな同居刃同士がいたものか。限りなく疎遠で、互いに無関心。……まあつまり、それが俺とあんた、というわけだ。

けれど、実際のところは違う。何振が気付いているかは知らないが、俺は時々あんたを目で追ってる。食事時に好んで食べる物を一生懸命観察しようとしては失敗してるし、洗濯物を取り込む時は真っ先にあんたのを確保しにいく。
本当は、……あんたが気になって仕方ない。仲良くしたい。だが、方法が分からない。兄弟や他の奴らは、いつも向こうから俺に話しかけてくれたんだ。俺は……俺なんかが、あんたに話しかけていいのだろうか。いや、話してみたい、ぜひ。できれば近付きになりたい。風にそよぐ綺麗な髪に触れてみたいし、宝石のような瞳を覗いてみたい。その肌膚はどんな……。

……なんて気持ちを、拗らせてしまったからだろうか。ある日、任務に疲れて部屋で転寝しているあんたを見ていたら、なんとなく夢を見ているような気分になった。静かな夜で、世界にあんたと俺だけのようだった。まるであんたが、俺だけのものになったかのような。起こさないように近付いて服の襟を捲って、衝動に任せて一息に首筋に噛み付いた。当然あんたはすぐ目を覚ました。驚きか怒りか、炎が宿った目で俺を睨んでから部屋を飛び出し……それからは、何事もなかったかのように疎遠な二振に戻った。三日前のことだったか。
俺たちの間のことは、他の誰も知らない。けれど、時折あんたが誰かと談笑しながらさりげなく首筋に手をやっているのを見ると……胸が騒いで仕方ない。
前置きが長かったが、これで大体分かっただろ。距離の取り方が下手な俺に、熱烈に想われているあんたを探してるんだ。

俺はあんたの気持ちは知らない。ぎこちない俺に気を遣って関心のない素振りをしてくれていたのか、あるいは任務が忙しく本当に俺に構う暇がなかったのかも。急に噛んだりして……怒らせた、よな。あんなことをしたが、嫌われてはいないと……いいんだが。と、取り敢えず、帰ってきたら噛んだことを平身低頭して詫びる。仲良くしたい、と伝える。
それからどうなるかは、俺とあんた次第だ。友刃になれるなら大切にするし、もし恋仲になれるなら……宝物のように扱う。また噛んで俺の印を付けるかも……しれないが……い、いや。進展は焦らない。まずは互いを知らないとな。あんたには、ちゃんと俺のことを知ってから判断してもらいたい。

期間は一週間、気持ちが一致すれば継続もありだ。妙な導入はつけたが、話すきっかけがそうだっただけで……基本的には穏やかな日常をあんたと送りたい。あんたの帰りを毎日待ちたいし、あんたに「お帰り」と迎えてもらいたい。不器用な俺とあんたの毎日、共に過ごしてくれないか。

提供(属性両刀)
山/姥/切/国/広(修行前)、山/姥/切/長/義

募集(属性不問)
山/姥/切/長/義、南/泉/一/文/字、肥/前/忠/広

主が規約を遵守する成人女性で、原作に触れた経験があり、恋仲や想い刀がいないあんたに限る。やり取りは帯で、打ち切りは退室で頼む。描写は会話主体の時なら無しでいいし、行動が分かる程度から長文まで対応する。男/士に相応しくない言葉は暈してくれ。……それと、一日に一言は話したい。あんたが戻らないと、何かあったんじゃないかと気が気じゃないだろうから……。

文をくれるなら、互いの姿とあんたの属性、されたくない事など、必要そうなことを書いてくれ。……俺への感情とか、俺から謝られた時の反応とか、そういう事も予め伝えてくれると助かる。実際のやり取りは俺が謝った翌日、という設定で始めよう。部屋は俺が用意する。必要なら半と完の部屋を分けてもいいと思っているから、その辺りも希望があれば聞かせてくれ。

札を折るまでは募りを続けている。……今度こそは、あんたと仲良くするんだからな。待ってる。

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