短期募集
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1 羽／風／薫（enst!!）
ご当選おめでとうございます！
このたびは『おにいさんと行く片道切符ツアー』へのご応募、誠にありがとうございます。厳正なる抽選の結果、貴殿が当選されましたことを──え？そんなもんには応募してない？まあ、まあ……♪これから応募したくなるかもしれないでしょ？ちょっとだけ、俺の話を聞いてよ。

お仕事は大変だけど、毎日そこそこ楽しくて、それなりに充実もして、今の俺には不満らしい不満はないわけ。でも、時々……なんだろうな、無性に物足りなさを覚える時があるんだよね。ほら、急にお肉が食べたくなったり、甘いものをつまみたくなったり、そういう時ってない？あれって、体が「今の君にはこんな栄養が足りないよ」って教えてくれてるんだって。「チョコレートが食べたい！」って時はマグネシウムが足りないとか、揚げ物が食べたい時はカリウム不足とか、そういうやつ。ほんと、人間の体って上手く出来てるんだ、って感心しちゃうよ。……で、ここからが本題。俺が時々感じる物足りなさも、体からのサインなんじゃないかな、って思ったんだ。なんの栄養素が足りないのかはわからないけど、君といたらそれが解決するような気がするんだよね。……根拠？ない、ない。俺の直感……♪俺にないものを持ってる君と居たら、自分に何が足りないのか掴めるかもしれないでしょ。ただ、それだけ。

という訳で、今回は『おにいさんと行く片道切符ツアー』って題してる通り、探してるのはうちのユニットの『後輩』ふたりだけ。ちなみに、こっちから連れて来られるのも、俺か零くん、つまり『先輩』ふたりだけ。組み合わせは問わないし、話してる途中で「チェンジ！」なんてしてくれても構わないから、君の直感で話したいほうを選んでくれる？

片道切符で、おまけに見切り発車もいいところなんだけど、ツアーの最終目的地……俺たちがどうなるか、どうなりたいか、ってところは今んとこ未定。軽口を叩きながらもお互いに大切に思えるような立ち位置になれたら、とは思うけど、必ずしも恋愛に行き着く必要はないかなぁ？って、今の俺の気持ちはそれくらいの曖昧さ。だから、恋人が居るって子でも大歓迎。でも、目的地もわからない、帰り道もわからない──そんな闇雲なものに付き合わせるんだから、君にも何かしらメリットを掲示しなきゃね。君が俺と同じように、どことなく物足りない、けれど原因がわからない、って言うなら、それを見つけるお手伝いを俺にもさせて。や〜……原因っつったって、色々あるじゃない？独りの時間が寂しければ、俺がふたりの時間にしてあげる。刺激が足りなければ、ワクワクするようなことを一緒に探しに行こうか。要するに、君にも、君ひとりでどうにか出来ないことがあるなら、俺を便利に使えばいい、ってこと……♪とはいえ、利害関係の一致だけってのも、ちょっと寂しいからね。塵ひとつ分くらいでもいいから、俺に興味を抱いてくれてるってことだけ、必須条件。……どう？『おにいさんと行く片道切符ツアー』、行きたくなってくれた？いやぁ、ツアーって言っても、実際は俺と一緒に一週間過ごすだけなんだけどね〜……？

この手を取ってくれるなら、君がこの旅に必要だと思うものをひとつ持って、俺のところに会いに来てくれる？あ〜……そんなに難しく考えなくても、思いつかなかったら手ぶらでいいから。この旅の主役である、君さえ来てくれれば。ってな訳で、道連れが見つかるまでは気長に募集中……♪

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帯使用（案内状の有無不問）／描写はあってもなくても／恋人の居る子は事前に申告を

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