短期募集
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1 三/日/月/宗/近(刀/剣)呪い匣差し出されたのは掌に乗る程度の小箱だった。何枚も貼り重ねられた呪符の隙間から唐紅の地肌が覗いている。元は赤い箱なのだろう。一見して、禍々しい呪力を封じ込められたものだと分かる。主は箱の入手経路を詳細に説明してくれたのち、俺に処分を任じた。祓うは門外だが、要領は得ている。鬼でも呪でも斬ればいい。
まさか拠点で開くわけにもいかぬので、さて何処か遠くの山奥へでも移動しようかと思案していたところでお主に声を掛けられた。やり取りはこの辺りから始めよう。
何かを感じ取ったのだろう、自ら同行を申し出てくれたお主と共に箱を開くことになるのだが、中には当然呪いが詰まっている。敵の籠絡を目的とした呪術であるようで、かかったものはその場で相対したものの虜となってしまう──というのが、この呪いの正体だ。
よって本記事は、この呪いに掛かってしまうものか、或いはこの呪いに掛かってしまった俺の相手を集うものとなる。
呪いはじわじわと侵蝕する類のものであり、時間を置いて再発を繰り返すばかりか少しずつその効力を長引かせる始末で、四六時中愛を囁いていたかと思えばふと正気に戻って頭を抱えるような……要するに、厄介な状態異常を抱えてしまうというわけだ。
惚れた相手が敵方であったなら相当深刻な事態だが、仲間内とあればさして危ぶまれる事もなく、時折気が触れる程度の呪いと思えば可愛いものだ。お主とは愛と混乱の間で面白おかしく揺らめきながら解呪を目指して協力するといったやり取りが出来ればと考えている。
呪いにかかるのはどちらでも良いが、特に希望が無ければ少々心苦しいがお主にかかって貰うとしよう。ちなみに、此方が呪いにかかった場合の求愛行動は相当に深く激しいものとなる事を伝えておこう。
また、呪いによるものとは言え据え膳は遠慮なくいただくつもりでいる為、男に組み敷かれる事に抵抗が無いと尚有難い。閨事が不得手であれば触れ合い程度に留めるので改めて相談してくれないか。
刀であれば姿は問わず、やり取りの希望(捨宿又は帯)と確認事項を添えて連絡を頼みたい。
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