ゲーム 一日限定
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1 写/真/家(第_五)引き寄せて取って食おうだなんて思っていないよ、人肉食の趣味はないんだ。ただ話がしたい。ケロイドと素肌のふちをなぞりながら、時おりその頬を撫で掠めることを許してくれるなら重畳。私とおまえの間にうまれるのは生と死の境界線。今宵、それをも越えておまえと話がしたいんだ。おいで、夜は淋しさの残滓でできている。その髪が人びとの悲哀で濡れてしまう前に。
この場の規約を守り、帯にて顔を合わせられるのならなんだって構わない。捜しているのは、元鉱夫。手を差し伸べるは私、もしくは先知者、おくりびと。利き手はひとしく左。おまえの右の手を、今晩だけは握らせてくれ。
部屋の鍵と、繋ぐ手指の持ち主の名を手紙に添えて、扉の隙間にさしこむといい。もちろん、狩人を私室へ招き入れることに抵抗があるなら、私の部屋へ招待しよう。夏夜は長い、これを取り下げるまではおまえを待っているよ。
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