おーい、密くん。 - ゲーム一日限定

1 有／栖／川／誉
おーい、密くん。
ここだよ、ここ。ワタシが呼んだのだ。今日は特別に値段も気にせず手間暇かけた質の良いマシュマロも用意したし、キミが快適に眠れるようベッドマットも新調してみた。寝具や寝間着も手触りがいいものを一式取り寄せたし…他には何が必要だろうか。もちろんこれは先行投資、あるいは賄賂とも呼ぶかもしれないね。見返り？簡単なことさ。キミがワタシの愛をただ受け止めてくれさえすればこれら全てが手に入る！……どうだろう？安い取引だと思わないかい。

募集は前述の通り密くんのみ。提供もワタシだけだ。やり取りは帯に限らせてくれ。招待に関してはキミの声を聞き次第、バラの花束と共にお届けしよう。
君に求めるのはただ一つ。ワタシの余りあるこの愛を受け止める、それだけだ。その愛の形が言葉なのか、撫で回すことなのか、戯れに口付けることなのか、それはワタシの気分によるがね。キミは受け止めるだけで構わない。もっと具体的に言えば、ワタシに何かしらを返さなければならないという義務感は必要無いという意味だ。厚意は頂きたいが、好意は強要しないよ。少しの間ワタシ専用の子猫ちゃんで居て欲しい、そういうことだ。
もちろん、既に首輪が付いている密くんは立ち入り禁止で頼む。飼い主を裏切るような悪い子は今回遠慮してくれたまえ。余所の飼い猫に手を出すような野暮な存在にはなりたくないのでね。同様に全く触れられたくない、または拒絶の傾向がある密くんも趣旨と合わないだろうからまた別の機会によろしく頼むよ。

では、記事をたたむまでは間借りさせていただこう。ここまでのお目通し感謝するよ。機会があればまたあとで。
2020/9/6(日)14:31
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