暇だ - ゲーム一日限定

1 傭／兵（第／五）
暇だ
大の字に寝転び暇だと叫んでみたところで、どう足掻いても暇なことに変わりはないし、夜行性の俺に来る眠気等ない。ひとりの夜はいい……なんてキメてみたはいいものの、流石にこうも毎夜続くと良さを通り越して味気なさを覚えてくる。誰だ、寂しい奴だと言ったのは。その通りで何も言い返せないだろうが……そう、俺には友達が居ない。ここを見た通りすがりのアンタ、……をとっ捕まえて、今日から俺とアンタはベストフレンドだなんて脅す魂胆は全くない。ないから後ずさるのをやめてくれ。
同じように暇を持て余す同志というのなら、この束の間の時間を愉しく過ごせれば僥倖。お互いに感じるものがあればその更に先を紡いでみるのもまた縁の内。まだ夜明けには長い、少し俺と話していかないか？

既に長々と喋りすぎたから手短に行く。ここの規約を守れていて帯が使えるなら他条件はない。触れ合い面倒事悲愴は一切ナシ。話題に不得手はない。ただここまで付き合ってもらって察するだろうに、難しい話には向かない人材だ。特に希望がなければキャラを壊しすぎない程度のギャグノリ風味が混ざる、今のようにな。思い当たる苦手な事柄があるならあらかじめ釘を刺しておいてくれ。
占／い／師、俺（傭／兵）に関しては思い当たる奴が居るから今回はわるい。それ以外であればアンタの顔に制限はない。こちらの顔は候補をいくつか出してくれればその中から慣れた面で迎えに行く。時間も時間だ、最初の声掛けはお互いの顔さえ分かれば充分。部屋の鍵の有無はまかせるから、気楽に声を掛けてくれ。
それじゃあ、いつもと違った夜になることを期待して。
2021/7/2(金)2:42
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