ゲーム 一日限定
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1 三◇日◇月■宗■近
明日の寝入りまで
ーーうん？誰ぞ来客か。
深夜の刻に俺の部屋を訪ねるなど、人肌にさみしさを持て余した或いは…、名も付けようのない虚無に身悶えたか。

はは、まあ構えてくれるな。俺も、昨日から変わった風のせいでまだ起きていた所さ。
どれ、折角だからお前の分の布団も敷いておこう。同衾がいいなら、良いように俺の布団にくればいい。

この部屋に来たからには、明日の寝入り。互いがおやすみ、と言うまで俺の相手をしてもらおう。
人の温かさに安堵して眠り、目が覚めたら隣には名残ばかりが残って……そういうのは、お伽話の中だけにしておこう。

特にこれといった条件はないが、肌を重ねるなら俺は相手による…とだけ。
専ら愛でてばかりだが、如何せんこれは人の身。相手次第という言葉があるくらいだからな。
固く構えずに隣の布団に入ってくればいい。

寝付くまでは何を唄い、どんな話を聞かせて欲しい？
目覚めは手を握っていた方がいいか、あるいは腕に抱き締めていればいいか。余りにも目覚めぬ時は布団を剥がすのと、その目元に唇を落とすのと…どちらが希望だ？

さあ。解（かい）せない情念を引き摺るのなら、枕を抱いて障子をあけておいで。
刀剣ならば誰でも歓迎している。
線での寝入りを希望なら錠を俺に渡せばいい、そちらに迎えにいくでな。

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