ゲーム 一日限定

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1 燭:光台:忠切(刀:剣)
君の言の葉を。

──僕に、喰らわせてくれないか。

時折、とても言葉が欲しくなる。美しく、優しい言葉が、欲しくなる。
僕は未だにこの国の言葉を上手く扱えなくて、不器用に言の葉を舌先で弄ぶ日々を浪費していて。その反動なのか、空腹を持て余す獣のように、言葉を喰らおうとはしたなく口を開かせる衝動が稀に顔を覗かせる。……だから、ねぇ、そこの君。飢えた僕の唇が、嘆きを零す前に。君の言の葉を押し込んで、腹を満たしてくれないか。

成人した女性の審神者の刀で、帯かぽいのどちらかで言葉をくれるなら、他には何も言わない。
棘が潜められた辛辣な言葉よりは、温かく円やかな優しい言葉が好きだ。美しく着飾った言葉も、素朴で素直な言葉も好きだ。難しい言葉遊びは得意じゃないけど、嫌いじゃない。僕の知識が足りないから追い付けないだけ。格好悪いけど、そういう事だから易しい会話だと有難いな。

言の葉を分け与えてくれる君は、同じ刀であるなら誰でも構わない。口を開いて待っているのは僕だけ、…はは、不満かな?申し訳ない、最も扱い慣れているから、言葉を紡ぎやすいんだ。

少し話し過ぎてしまったかな。諾々と言葉を並べてみたけど、これでまだ見ぬ君の袖を掴めたら重畳、だね。
──空が憂いを湛えて暗い顔をしている。雨粒を欲しがる鳥のように、言の葉を待ち開く唇に、君はどんな言葉をくれるだろう。…始まりの欠片を選べと言うのなら、君の好きな言葉を教えてくれ。
この言の葉が土塊へと姿を変えるまで、どんなに奥へ流れても君を待っているよ。……君の言葉を、僕にちょうだい。

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