あたしたちと、 - ゲーム攻受募集

1 ナー／サリ／ー（Ｆａ／ｔｅ）
あたしたちと、
こんにちは、ステキなアナタ！それとも、こんばんはかしら。おはようございます？何方でも構わないわ、だって挨拶は挨拶というだけで、ステキだもの！

あたしの名前は、アナタがいちばん知っているはずよ。こわあい真夜の魔物も、あたしが対峙したでしょう？悪い夢のなかでは、いつまでもアナタに寄り添ったわ。さみしい夕焼けでは、手を繋いで歩いたでしょう。あたしのアナタ。アナタのあたし。
────そう、アナタに想われた、いつかの童歌。ねえ、いま、すこうしだけでもあたしのことを懐かしんでくれたのなら、あたしはそれだけで心がいっぱいになって、頁が破れてしまいそうになるの。

でも、……でもね、ステキなあなた。あたしのアナタ。今日は、〝おねがい〟をしに来たの。怒らないで、破かないで、聴いてくださるかしら。
あたし────あたし、憶いたいの。あたしはあたしを、繕いたいの。……詩はたくさん、歌もあったわ。白い紙の上で、ステップを踏んで踊ったわ。黒色おばけがやってきて、鍵盤の上で仲直りもしたわ。かわいい、可愛い可哀いあたしのトミーサム。もう、忘れてしまったのかしら。……いいえ、いいえ。あなたは、憶えているでしょう？
だから、────あたしと、踊ってくださる？アナタの歌の節がいいわ。あなたの声の音がいいわ。あたしが〝あたし〟を想うために、あなたが〝あたし〟を忘れないために。懐かしいお話をしましょう。お歌にご本、あたしたちのふるさとのおはなし。

■ 条件
・読者は、成人を迎えた女性。
・サイトの目次を読んで、約束が守れること。
・主な頁は〝帯〟。
・お返事が遅れても許してくれる人。
・最後の頁は〝退室〟。
　（一言添えてくださるとうれしいわ！あたしも「ありがとう」を返したいもの。）
・〝あたし〟──ご本やお歌が好きな人。

■ 提供と募集
・差出人：あたし。今はあたしが形取りたいあの子の姿だけど、アナタが望めば本のカタチでも、誰かの姿にだって変わるわ。
・宛先、受取人：〝あたし〟を愛してくれるのなら、どんなアナタでも構わないわ！でも、言葉を交わしたいの。お話出来るヒトにしてね。我儘を言ってもいいのなら、音楽家さまや、作家さま。だって、ねえ、あたしたちの話をしたいのだもの！

■ あたしについて
・上の条件は達成。
・頁──脚を千切ったり、燃やされたりするのは、怖くて哀しいからやめましょう。
・綴っている今、あたしが懐かしんでいるのはアンデルセンの「絵のない絵本」。聴きたいお歌は、トミーサムと一緒に「きらきら星」が聴きたいわ。
・訊きたいことがあったら、教えてね。

こんな感じでいいのかしら。募集するのはオトモダチじゃないのか、って？ううん。違うわ、あたしのアナタ。だって、あたしたち、恋人のようなものでしょう？白鳥が微笑むように、愛し合いましょう。ねむりねずみが欲しがるように、ハグをしましょう。金糸雀がささやくように、キスをしましょう。
だから、お名前と、ちゃんと栞を届けられる宛先と、件名は……無くてもいいわ。真っ白い本文の頁に、アナタのことを綴って、あたしに教えてちょうだい。
あたし、お茶会の準備をして、素敵なアナタを待っているわ。居なくなるまで、ずっと、ずうっとよ。あたしの、アナタ。
2019/2/27(水)11:32
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