なまもの攻受募集

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1 平/良/一/成
枯れていく、
ファインダー越しに覗いた景色が、色づいた。色のない世界ではなかったけど、被写体と言っていいのだろうか、もはやこの世の神が実体化したというのならまさにこの姿なのだろう。きっと、崇めるべきでない、気持ちの悪い話だと笑われてもこの世の神はレンズで映せば輝いて、未だ夢みたいに俺の前で笑いかけてくれる、その先にいる人こそがまさに、俺の中の神。そんな、神様であるべき清/居と烏滸がましくも、出会いたくて。俺に笑いかけてくれて、エビコロを美味しそうに頬張ったり、白い頬が赤く染まる瞬間を、見れたり。そんな些細に見えて、奇跡のような瞬間を共にしてくれる清/居と、出会えれば、それ以上は望まなくて。

最低限、ここの規約が厳守できていて。俺の右側で、笑っていてほしいです。笑うだけじゃなくて、その……、そう、清/居が言っていたように、しつこくねちっこくしてしまう夜が来た時は、許してくれると。あああ、いや、本当に烏滸がましい。もしそういうことがしたくない、なんてことがあれば俺は呑みます、もちろん、もちろん。でもできればそういうことも、俺は、したいと浅はかに願ってしまうと思う。募集は清/居ただ一人、提供は、狭くて申し訳ないけど俺、一人。望む相手なんていつも分かりきっていてくれるでしょ、……なんて、これも強欲かもしれない。その身一つで、俺はすぐ家の鍵を渡して会いに行くだろうし、現場までもひとっ飛びで迎えに行きます。金木犀の匂いはだんだん季節によって薄らいできたけど、清/居のそばがいつも、穏やかでありますように。

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