なまもの 一日限定
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1 平／良／一／成
金色の星
小さい頃、この樹が金木犀って名前なのが不思議だったんだ。
金色でもないし、星なんか全然関係なさそうなのに、星の気配がするような名前だし。俺にとって金木犀は、ただの橙色の花をつける樹でしかなかった。
でも、清／居に会ってから…すごく納得出来たような気がする。
金木犀を見る度、星みたいに清／居との思い出がぱちぱち瞬いて、甘い花の匂いが金色に煌めくんだ。金木犀の香りだって知った時の清／居の瞳がたまらなく好きで、どうしても切なくて。金木犀は、思い出に色を付けた名前だったんだって思った。
見当違いかもしれない、きっと本当はちゃんと由来があるのかもしれない。でも二人でこうやって、記憶の色とか匂いとか感触とか、ひとつひとつ思い出して、二人だけの名前を付けられたらいいのになって思う。
一晩だけでいいから、こんな風に他愛のない話をしよう。
条件なんて何もない。ただ着の身着のままで来てくれるなら、二人だけの思い出の中で待ってるね。
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締め切る迄

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2 平／良／一／成
あげます。夢でだけでも溶け合えたらいいな。
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締め切るまで

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