なまもの 一日限定
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1 九／重／世／人志／摩さんお疲れ様です。急に呼び止めてしまってすみません。意外な顔に名前を呼ばれて戸惑っているとは思いますが、少しだけ俺に時間をくれませんか。とは言っても回りくどいのは苦手なので単刀直入に。
志／摩さんと少しだけ話がしたいんです。多人数の中の一人ではなく二人だけで、向かい合って話がしたい。
機／捜に配属されたばかりの俺に警察官としての心構えを教えてくれた陣／馬さんや伊／吹さん、桔／梗／隊／長、そして志／摩さん。年下にも関わらず生意気で、若さ故の遠慮のなさを誤魔化すことも出来ない未熟な人間だった俺が、今もこうして警察組織に属していられるのは間違いなくあの日々のお陰です。
そんな中、俺が最初に無意識に壁を作ってしまったせいで志／摩さんとはいつも見えない距離を感じていて。結局俺は志／摩さんという人間のことを実は何も知らないような、そんな気がしたんです。
勿論、短い時間で一個人の全てを知ることは出来ないかもしれませんが、ほんのひとときでもお世話になった相手のことを少しでも知りたいんです。面倒な後輩の我儘に、少しだけ付き合ってください。
規約遵守と帯が使えること、条件はその二つだけです。元より望み薄な話だと自覚はしてますから、流れても〆までは声を掛けてくださって構いません。それでは、暫く待たせてもらいますね。
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