司馬懿
そうだな…たまには飲むのも良いか(賑やかな宴席を見つめた後、思い出したように呟いて盃を持ち。気付いた傍らの使用人がなみなみと酒を注ぎ、にっこりと微笑んで)こ、これは…否、なんでもない。一応…感謝しておこう(引きつった表情で眉間に皺寄せるも、眩しい笑顔に気圧されて軽く会釈し、おずおずと盃覗き込めば――ひらり。月夜に照らされ舞う花びらが水面に浮かび上がって。次第に大きさを増す喧騒を聞きつつ、それをちびちびと飲み進めれば。桜の雨と共に次第に夜は更けてゆき)

全く…だらしがない。殆ど酔いつぶれているではないか…馬鹿め。そろそろ戻るぞ(意外にもはっきりとした口調で叱咤し、一瞥した先には、大の字になって寝息を立てる者、青ざめた表情で木陰に消える者、足取りの覚束ない同僚に肩を貸す者まで様々で。小言を言いながら立ち上がり、歩き出せば千鳥足。三歩歩いて膝から崩れ落ちその場に蹲り。慌てて使用人らが駆け寄るのを片手で制して)ふ、中々やるようだな…この司馬仲達に両膝を付かせるとは。(朦朧としているのか真っ赤な顔を悔しげに歪め、衣擦れの音と共に掌を天に突き出し。ほぼ同時に鉄糸が桜の花と葉を一つずつ落とし、それを手中に納めれば満足そうに口角を上げて。小首傾げる女官らにそれを掲げて見せ)この景色が見れぬのは残念だが…土産くらいはあっても良かろう。塩漬けにでもしておこうかと思ってな(虚空見つめてふっと鼻を鳴らすと両手を付いて再び立ち上がり。(心配そうに見つめている一同ににやりと不敵に笑って)私なら平気だ。フハハハハハ!何の為にコレあると?(月光に妖しく煌めく銀の糸。それを伸ばすが早いか、城門に引っ掛けると体ごと一気に闇に吸い込まれてゆき、高笑いもフェードアウトして。取り残された女官達はぽかんと口を開け唖然とし。結局、介抱に片づけに大忙しだったという/おやすみなさいです)↓
司馬懿
満開は過ぎてしまったが…散るのを待つ桜も趣があるものだ(呟く姿が寂しげに見えたのか、使用人たちがきょとんとして顔見合わせ。茶菓子やら盃を一同に勧められて困ったように眉下げ薄く笑い、その中から一つ菓子を受け取れば口へ運んで)うむ…中々美味い。お前たちも食べるといい、私一人ではとても食べきれぬ。(未だ遠慮の見える一同に再び食事類を示すと、ぽつりぽつりと手を付け始め。その様子を横目にくすっと小さく笑み浮かべて)
司馬懿
(城の者達と軽い支度を済ませると、ようやく落ち着いて腰を下ろし。体を動かした為かほんのり額に滲む汗を拭うと、花を仰ぎ見て)これは…、見事なものだ。花見をするのは何年振りだろうな(大木に咲き誇る桜を見れば感情が昂ったのか、一度高笑いしそうになるも屋外であることが脳裏に過ぎ恭しく咳払いして飲み込んで。その後ろには真新しい酒瓶や肴、菓子類がずらっと並んでおり)…ああ、この機会だ。遠慮せず手を付けるように(ちらちらと覗き込み目を輝かせている者達に心なしか柔らかい表情で伝え)
司馬懿
(風の音も葉擦れの音もない静かな庭園。影さえ溶ける濃紺の闇の中、突如揺らめく光が一つ。隠れるように息を潜めていた木々の姿が浮かび上がり)…間に合った、か(桜の花を付けている幹に掌を当て安堵の息を漏らし)この所随分と雨が続いていたからな…宴席にはやはり花がなくては(辺りの木々も桜を残しているのを良しとして、城内へと一度踵を返し。暫くして使用人や女官達が戸惑い交じりにぞろぞろと庭へ現われ)中々ない機会だ、たまには羽根を伸ばすのも良かろう(言いつつ荷包みから茶菓子を出すと花見であることを察した者たちの表情がぱあっと明るくなり)↑
司馬懿
(真剣な表情から一転、ぽかんと呆気にとられるも)…ふっ、ふはははは!相も変わらず風の様だな(ふっと眉下げて笑えば既に遠くなった人影の方を見つめれば)貯蔵庫は施錠しないでおくからな…いつでも――と聞こえているのか?さて…私もそろそろ戻るとするか。(ふらふらとした足取りを心配しつつ/笑/軽く手を振って/いえいえっと、いうか遅くまですみません…!おやすみになられてる時間ですよね/汗/このようなお話しにお付き合いくださりありがとうございました!また早めの時間にでもっおやすみなさいませ、よい夢を〜)↓
司馬懿
ふ、甘寧らしいな…(酒と飯があれば…と耳にすれば穏やかに笑み浮かべて)
伝令か…(相手の視線追えば瞳曇らせると暫く押し黙って。言葉を全て聞くと燕扇で目元を隠し肩を震わせ)
…この城へ参加してくれていた者は、何も悪くないのだ。すべては私の弱さ故だが…、
あの時、俗に言えば荒らしというのだろうか。登録していない者による茶室への投稿、伝令への投稿が後を絶たなかった。中には参加者の名を語り投稿しているものもあった。
初めての事態でどうすべきか悩んだ…規約で荒らしについて掲げている手前、私が事を荒立てるわけにはいかないと思い、淡々と消すことだけを考えた。
内容は気にするな、と言い聞かせながら。…だが私は結局その言葉に負けたのだ。チェックすることも辞めてしまった。参加者の中には対処を信じて知らせてくれる者もいた。…その声を私は無視してしまった。声を上げずとも、行方を気にかけてくれていた者もいるだろう。
許されるとは思っていない…許して欲しいとも思えないことをした。
(そこまで言うと堰を切ったように涙が瞳から零れ落ち)今でも…、管理というほどの事を出来ていなかったと自分を責めている。だが…甘寧、お前の言葉に私は…どれだけ救われたか分からない。本当にありがとう…(ぐっと掌をかたく握ると深々と頭を垂れて/はい!私もとても長くなってしまいました…!)
甘寧
ってか真剣な話してっとこ悪い、明日も朝から動かなきゃならなくてよ。ぼちぼち戻らねぇとおっさんに怒られ…(話してる最中に大口を開けて欠伸をしΣ)駄目だ、ここまで眠ぃと話も頭に入ってきやしねぇ。とりあえず今日のところは退けとくぜ。また今度、次はもっと早ぇ時間にな!(話ながらに足は既に駆け出し、欠伸を漏らす度にその身はよろけて。覚束無い様子なれどその姿は夜闇に溶けて/ほんっとーにすみません!話の内容がアレなのでかなり悩んだのですが、明日も朝が早いのでお暇させて頂きます…!ごめんなさい!お休みなさいませ/土下座)↓
甘寧
まぁ、こっちは酒と適当に飯がありゃあ結構満足なんだけどよ…ってか、…あの時からずっとあの伝令は変わってねぇんだっけか(ふと話を変えると城の出入口方面を見遣り)今でこそ使う回数は減っちまっただろうが、当時は色々あったんじゃねぇのか?それこそ「何処へ行った」だの「何故姿を現さない」的な内容のな。もしかすっともっと酷ぇ文章もあったかもしれねぇなぁ…ま、一参加者だった俺には知る由もねぇけどよ(胡座を掻き直し)…自慢じゃねぇが、ジャンルは違えどこの世界は長くてよ。色んなとこ見て来たぜ?ケジメつけててめぇの手で幕降ろしてる場所なんて極僅か、管理してる側だって人間だ。ある日いきなり嫌になる事もある、目を背けたくなる事だって必ずある。確かに城から目を背けちまった時期があったかもしれねぇが俺はそういう考えの持ち主だ、だからお前ぇ一人が悪いとか思えねぇ。別に責める気も欠片もねぇんだよ。云うなら逆だな、ここで騒げた時間は楽しかったぜ?ありがとよ。管理すんのも大変だったんじゃねぇか?(ゆっくりと立ち上がると伸びをして/長いのでちと背後黙ります/笑)
司馬懿
体重でも気にしているのか?…ふっ、それは支度の甲斐もあるというものだな。城の者達も楽しみにしていてな。良くお前の話をしている…(喉の奥で笑みを押しとどめつつ横目で城の方を眺め)
そうだな…この場を開いていた者としての責任をきちんと全う出来なかったこと。何も言わずに皆を残し、帰らなくなってしまったこと。その結果、参加してくれた者達に嫌な思いをさせてしまい、それぞれの思い出も汚してしまったこと…。後悔は尽きぬな(指折り数えるも次第に力なくその掌を下して俯く/分かります…!どこか崩壊してないかどきどきとしております/はっそうですね…大変申し訳なく…とまた謝りそうに/笑謝)
甘寧
ま、ここに立ち寄る時は極限に腹減らすなりして来るからな。…しっかし、戦場で高笑いしまくってた魏の軍師のこんなツラ見る日が来るたぁな、長く生きてみるもんだぜ。…ん、じゃ一つ聞くが、その謝罪は何に対しての謝罪だ?改めて教えてくれよ(未だに頭を下げている相手へ囁きのように声を返し/気を抜くと台詞がキャラと被りかねんです…とりあえず謝りすぎでござる笑)