司馬懿
(硬質な靴音と共に次第に大きくなる高笑い。片手に文を握りしめつつ、小脇に包みを抱えて)息災であったか!ならば良い…良いのだ(途中、すれ違った女官達がご機嫌ですね、と顔見合わせるも本人は然程気に留めず。現れた支配人に包みを手渡して)甘寧に渡してくれ。…玉璽と華陀膏だ。仲間の分も足りるとは思うが。不足があれば惜しみなく届けるように。(にこにこと微笑みながら頷く支配人が、「お酒も、ですね」と継ぎ足し)うむ。滋養のある食べ物もな。…とは言え、船が沈まぬ程度にしておけ(フッと目元細めて笑えば今一度支配人が頷いて)フハハハハハハ!(くるっと踵を返せば、辺りにめいっぱい反響する高笑い飛ばして立ち去り)↑↓
司馬懿
そろそろ私は戻るが…また顔をみせる。まだ暑い日が続くであろう、お前たちも無理せぬようにな。堂々と休めば良い、適度な休憩も必要だぞ(眉下げて苦笑すれば仕込み中のものたちの方へ声かけて)
では行くとするか。)…氷玉も用意しておくか、この暑さではいくら裸でも参ってしまうからな(等と思案しながら足早に食堂を後にして)

(/わーせっかくお越しいただいたというのに、気付くのが遅くなってしまって大変申し訳ありません;;いつも素敵な思いやりに溢れるお言葉で、癒していただいております。心遣いを沢山ありがとうございます!だというのに私ときたら…またもすみませぬ…;;いつまでも不甲斐なく。
今年は相当蒸し暑い夏となっていますが、お変わりないでしょうか。焔さまも熱中症に気を付けてお体をご自愛くださいね。元気を分けていただきありがとうございました。頂いた言葉を思い出して勇気をいただいています。本当にありがとうございます。また、お越しいただけるように改めて頑張ります。素敵な夏をお過ごしくださいませ。)↓
司馬懿
ううむ、こうしてはおれぬな。万が一があっては…念のため医者も手配しておくか。(ぶつぶつと落ち着かない様子で席に戻ると居住まいを正して。改めて白桃を見つめると)
…不甲斐なくてすまぬ。お前にはいつも苦労をかけてしまうな…(目を伏せ桃に語り掛ければ俯くように頭を垂れ。その光景に目を丸くしている使用人たちの方へ顔を上げると)お前たちの分はあるのか?――流石は甘寧だな。抜かりのない男よ(これだけの者たちを笑顔にしてしまうのだから、と心の内で付け足して微笑み)では、私もいただくとしよう(軽く手合わせて一礼すれば、指先で白桃を鷲掴みすると一同が慌て出し)何を驚く必要がある?この白桃は甘寧の贈り物であろう?奴の流儀でいただくまでだ(にやりと口の端を吊り上げ勝気に笑ったかと思えば、それを口へ運び)これは…。フハハハハハハハハハ!美味い!!今まで食べたどの白桃より瑞々しく、甘い。甘いわ!桃めが!(小刻みに肩震わせたかと思うと身体反らせて声高らかに笑い出し)…甘寧と、これを冷やしておいてくれたお前たちにも礼を言おう。それなのに遅くなってしまってすまなかったな。お陰で元気が出た。良い策も浮かびそうだ(憑き物が落ちたように清々しく微笑めば、それはそれで不気味がられつつ)
司馬懿
甘寧は変わりなかったか?食事は欠かしていなかったか?流行り病に罹っては――そうだ、配下のものと上手くやっているのか?(ふと顔を思い浮かべれば身を乗り出して訪ねるも、けらけらと大きな声で笑いながら肩をバシっと叩かれ)あ、ああ…確かに一気に聞きすぎた、それは謝る…。(ばつが悪そうに恭しく咳払いして)で、どうなのだ?元気にしておったのか?―――成程、事情は分かった。船乗りの病といえば壊血病か?夏バテかもしれぬな。脱水…は海水を飲めば問題ないのか?(!?)…その様な中でも差し入れを寄越すとは、相変わらず律儀なものだな(聞き終えた後で改めて白桃を見つめれば、それを指先で小突いて)何、もう六日も前だと?(がたん、と豪快に椅子から転げ落ちると瞳ぱちくりする使用人に)私としたことが…早急に手配せねばならん(がた、と席を立てば料理長のもとへ急ぎ足で寄り)…という訳だ、出来るだけ日持ちする柑橘類を。干し肉も、あとは肴だな、なるべく鮮度の良いものを――そうだな、いつもの。(嬉しそうに頷く一同。いつものですね、と笑顔向けられれば思わず表情も穏やかになり)
司馬懿
(夕食時の繁忙も落ち着きはじめ、人影も疎らになりつつある夜の食堂。衣服はためかせて涼を取る女官や使用人たち。これが楽しみとばかりに冷やした白桃を器に盛ると、皆で嬉しそうにつついて頬張り。わいわいと賑わう人だかりのの背後から)すまない、――少し邪魔するぞ。(声を掛けるが早いか、身近な席に腰を下ろし。その主にぎょっと目を丸くして慌てて居住まいを正す一同を横目に捉えつつ。火照る身体を扇ぎつつ眉間を押さえて。まもなくを水運んできた給仕に)
少し夕涼みに来ただけだ…そう構えずとも良い。手が震えておるぞ、馬鹿め(真新しい衣に身を包んだ給仕が緊張しているのを見て取ると、常套句口にするも勢いはなく。暫く物思いに耽っていると気立てのいい使用人がそっと目の前に器を置いて)
うん?ほう――白桃ではないか。何、甘寧がこれを?(ちょこんと器に乗る瑞々しい白桃見れば瞳輝かせ。続く言葉に耳傾ければ、ふっと目元細めて笑い)↑
甘寧
…ま、今日のところは用事はそんだけだ。おめぇらも早く休めよ、あと主によろしくな?暑さでバテんなよってよ!んじゃな(食堂の窓を開けると使用人達に肩越しに笑いかけ、窓枠に片足をかけるとそのまま夜の暗い闇の中へと溶けるように消え)↓
甘寧
最近忙しかったり、仲間が体調不良を起こしたりで手が空かなくてよ…で、これな(使用人達も現れた人物が顔見知りと分かると安心したか、こちらもその機を見計らい持って来た包みを差し出して)中には白桃が入ってる、甘くて美味ぇから裾分けに持って来た。主とこの人数で分けるにゃちっと足りねぇかもしれねぇが…(使用人達をチラリとと見遣れば、その中の一人が慌てたように勢い良く首を横に振りつつ礼を述べながら包みを受け取るさまに思わず笑い)
甘寧
たまには別場所に顔出しってな…よう、久し振り!(その手に少し大きめな包みを抱えて現れれば、今の時間まで掃除をしていた使用人達は当たり前のように驚いて)…って、こんな時間に悪ぃな。ちっと土産置きに来ただけだ、すぐに戻るからよ…(騒ぐなよ?と、笑み浮かべ口許に立てた人差し指を寄せ)↑