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落葉亭


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  Name chiharu

平成29年 山茶花10月号

冷房に疲れし体持て余す

種の向き見極めてよりマンゴー切る

採れたての噛る胡瓜の甘さかな

扇風機足で操作をすることも

虹仰ぐ乗りしばかりのバス降りて
2017/11/4
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 ホトトギス10月号

館涼し鮫追ひかけてゐる視線

梅雨籠本の世界に没頭す

ユニフォーム乾かしてゐる梅雨晴間
2017/11/4
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 9月

見返りを求めぬ心爽やかに

爽やかな朝まつさらなシャツを着て

秋高し牧場に続く白き柵

羽衣や海を背にして薪能

台風に会の日程組み直す

テレビ点けまづ台風のニュース見る

釣れたてのまだ透き通る烏賊捌く

火柱のごと大陸の秋夕焼

爽やかに癌を克服して十年

靴脱いで秋の浜辺を歩きけり

山葡萄種を運んで来る鳥も

進物の皮ごと食べるマスカット

ドライブや鹿の横切る戸田峠

舟渡る秋の潮目の相模灘

栗を剥く義理の親子といふ縁

小鳥来る森の樹木の息遣ひ

履歴書を書き損じては夜の長し

貝殻を拾ひし浜辺秋夕日

台風に湿原の川海と化す
2017/11/4
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 山茶花9月号

涼風の海を見てゐるだけでよし

雷鳴を聴くこの旅の記憶とし

しばらくはあぢさゐの咲く通学路

梅雨といふ当てにはならぬ予報かな
2017/10/22
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 ホトトギス9月号

母の日のカタログといふ贈り物

先づ夫のものに始まる更衣

武具飾る息子二人を育てあげ
2017/10/22
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 8月

帰路急ぐ花火の人出横切つて

行く夏の波が足跡消してゆく

西瓜喰ぶ塩かける人かけぬ人

子は父の背にしがみつき花火音

水を得し魚のやうに泳ぎけり

出目金を見てゐるだけで癒さるる

目高飼うことも癒しとなりにけり

星流る永遠といふ一瞬を
2017/10/22
 
 
 

 
  Name chiharu

平成29年 山茶花8月号

緑蔭のベンチなかなか見当たらず

いち早く夫のものより更衣

武具飾る息子二人を育てあげ

新緑やお城のやうな美術館
2017/10/21