甘寧
(ズボンのポケットを探るとその手には小さな貝殻が一つ)真水で洗いまくったらな、心配ねぇよ。ほら、土産(金魚鉢の中に入れてやれば家が増えた金魚達は驚きつつも元気に泳ぎ始め)…っもう荷物は積み終わってんだろうな!?じゃな(しつこく呼びつける部下の声に若干の苛立ちを露わにしながらも楽しげに。助走を付けて駆け出せば勢いのまま窓の外へと消え/久し振り過ぎてアカンレベルです涙) ↓
甘寧
抜け殻…(未だに気難しげな表情を浮かべて合羽を見遣り)前来た時こんなもんなかった気ぃすっけど…っと、おう!今行く…(外から自分を呼ぶ部下の声に窓際に駆け寄り、返事を返しながらに足を掛けるもふと動きを止め)
甘寧
何だこりゃ…。暫く見ねぇうちに脱皮でもしたか?中身どこだよ、中身はよ(黒い羽根で覆われた合羽やら傘の存在に気付けばその傍にしゃがみ込み、不思議そうにその雨具を眺め)雨具?合羽か、何でこんなとこにほったらかしになってんだ…?
甘寧
いっぺん海に出ちまうとなかなかな…すぐに帰るってのも難しくてよ(餌に群がる金魚達を見、金魚鉢を指先で軽く叩き)んで?城の主は生きてんのか…?(腰に手を置けば振り向いて)
甘寧
――――…っと!(相も変わらず窓からの侵入、床に足を着けると同時に鳴り響く鈴の音。一つ息を吐き落とせば久し振りに訪れた場所を懐かしそうに見遣り)えっれぇ久し振りになっちまったな、元気だったかてめェら!(笑いながら歩み寄るは金魚鉢、傍らに置いてある餌入れを手にすると寄ってくる金魚達に気を良くしつつ餌をやり/お、お久し振りでーす…!笑)↑
司馬懿
さて、今夜はこれまでにしておくか。私は部屋へ戻る故、お前も戻って休め(徐に支度済ませれば、部屋の入口で控えていた者に声を掛け、立ち去ったのを見送ると)また近い内に顔を出す。そうだな…花見というのも悪くないな(言いながら傍らの女官に差し出した発注書。真っ黒な雨具は勿論の事、酒、肴、季節の料理から菓子、馬用の食事まで…びっしりと書かれたそれに面喰いつつも、どこか嬉しそうに頷いて、その者も夜の廊下に消えてゆき)今宵はこれを読んで床に就くとするか(と、過去の思い出が記されたログを机から引き出して立ち去り。深夜に木霊する高笑いは、明け方まで止むことがなかったという/という訳で待機終了です!ロルが思うように回せずお見苦しく…!また出直します、おやすみなさい)↓
司馬懿
(顎に手を添え真剣に思案したかと思えば)念の為、私の雨具を置いていくか…(黒い羽根をたっぷりとあしらった傘とカッパをそっと置/くんじゃない)…うむ。これで良いだろう。城の皆の分も発注しておこう。なかなか丈夫な作りでな?梅雨まで使えるぞ(瞬間、女官の表情がどんよりと曇るもそれに気づかず短く高笑いして)しかし、此処にいるとあっという間に時が過ぎるな。夜も更けてきた…(いつの間にか城内の喧騒も遠く静まり返り。ふあ、と小さく欠伸を漏らせば、よく響いて)
司馬懿
幾ら日が長くなって来たとは言え、流石にまだ夜は肌寒いな。(暫く腰を落ち着けた事で体が冷えたのか、ふると短く体を震わせ。寝台の方から膝掛を引っ張り出してくると、居ずまいを正して座り直し。足音が聞こえてハッと面を上げれば姿を現した女官にくすくすと笑われて、恭しく咳払いし)皆風邪など引いていないだろうか?近頃は雨も多いからな(差し入れに桜餅受け取ると、半ば呟きのように言葉が漏れ)