過去ログ14 2005/5/6 19:27

#ふじ
月に
木の香りも段々と薄れていくような
足の裏にも冷たい縁側から見てた
あの月とこの月の違いは何かい

ここは赤や青や黄色が
煩いよ 母さん
膝曲げて入るちいさいバスタブで
禊ぎみたいに
安らかになれないなら息を止めて

灯りを消しても
色んな色が落ちてくる
この布団の中で
指曲げて何度も飲み込む
それで消える気がする
瞼に星が流れた

夢の中では
広がる一面のシート みたいな
星空に浮かぶ月の下
笑ってた
優しい香りにつつまれながら
懐かしい
音に抱かれながら
2005/5/6 19:27
HP

#優
どぉして
そんなに
不安になるの?

「愛が足りない」
そぉ呟くの?

どぉして?
どぉして?
泣いているの?

こんなに
こんなに
近くにいるのに…

どぉして
そんなに
不安になるの?

「愛が足りない」
ってどこで
判断してるの?

どぉして?
どぉして?
泣いているの?

こんなに
こんなに
想っているのに…
2005/5/1 9:26
HP

#優
1234と
鳴り止まない
明日へのメロディ
リズムに合わせて
踊ろう

1234と
鳴り続ける
僕等のHeartbeat
重ね合わせる
ように
Let's dance!

ABCから始まる
恋のラプソディ
リズムに合わせて
踊ろう

君と二人で
奏でるハーモニー
鳴り終わるまで
Let's dance!

1234と続いてく
永遠のメロディ
眠りにつくまで
踊ろう

いつまでも
鳴り響く
君と僕の
Heartbeat
眠りにつくまで
Let's dance!
2005/5/1 9:12
HP

#ちよこ
瞬きの。
淡く薫る、百億がつまった土のあたりのこと。一面に散らばった時間の、蒼く光る欠片、その濃くにじむ世界で私達は、実ってゆくのです。そう、母と千切れたその瞬間から、私達はうたを知っておりました。

肌は段々と透けてゆくその蕾をさらい、歌は軽々とオクターブを越すその光合成を練り上げます。水を浴びては繰り返し、陽を浴びては繰り返す。夕立に似た回想。

だっていつも私達、精一杯泣ているでしょう?

産まれ落ちた記憶。抱えきれなかった気持ちたちが、見えない空気から溢れだして、振り返る仕草。それは私達の中に還ってゆきます。そうして、見向きもせずに、まだ見ぬ空の、流れつく果てを、想いやるのです。
2005/4/30 1:27

#セリカ
asphalt
アスファルトの温度は零度

無音で落ちて
砕け散るのは僕の安堵

触れたら融ける
空よりも熱く尖ったこの指では

アスファルトは
君の心臓

吸い込まれてく
叩きつけられた雨

飲み込んでくれる?
絞り出した涙

君には
甘みが少しつよい
2005/4/28 20:06
HP