過去ログ60 2014/10/27 21:33

時雨
どれだけの時間を独占しても
あなたとの距離、近くなった気がしないよ

仕舞い込んだ言葉は いくつあっても足りないけど
欲しかった言葉も いくつあっても足りないよ

胸の深いところで濡れ続けてる言葉は
どこへも散ることなく 飲み込まれるだけ

あなた、わたし お互いにそうしてきたのだろう
2014/10/27 21:33

時雨
すべて総て壊したい

いま、在るもの
とげとげしい
自分を壊しかけてるものが
あなたへ向うことを知っている

我慢だとか、苦しみだとか、不安だとか
それぞれが バラバラになって
だけど一つになること 私は理解してるんだ

犠牲のなかに成立つ幸福が私の論理ならば
それさえ受け止めて欲しかった

欲望の中にしか術が無いのなら
うす汚いものに埋れても構わないとさえ
私は、何を感じて 何を思っていたのだろう

言葉に縛られて、過去に縛られて

希望なんて消していたい

絶望の中にいれば、上なんて見なくていいから
そこにあるものだけ見ていれば
底しか見えないのだから

光の後ろに影がしつこく落ちるなら
漆黒の中で何時までも無限ループしていたい

せまいせまい箱の中でも なんてことはない
いくつかの幸せを 分け隔てなく与えられても
それは 私の幸せじゃないこと 知ってるから

どこかで拾ってきた幸せも
私だけの物になるなら それだけでいい

いくつも望むから 欲深くなること
忘れてはいけないこと 忘れること
それが何よりも悲しいこと

私は知ってるつもりでいた
2014/10/27 21:31

時雨
涙の程だけ屑紙は 数えきれない

こんなにも薄いものだけじゃ
幾枚重ねても、拭いきれない

染まる色が透明だとしたら
色を付けたい

だけど、あなたの涙の色 あざやかだとしたら
私の涙は透明でいられない
それは あざやかに色づくだろう

これほどに耳を失くせられたら
もっと目を無くせられたら
感情も亡くなるだろう
それでいいのに、それでは落ちられない

嗚呼、ありきたりな感情で支配される
どこへでも行きたくなる

けれど、還るとこ ひとつしか無いね
2014/10/27 21:30


春風舞う夜
突然の一報
信じられずに
何が起きたのか
解らなかった

不意の出来事に
戸惑い隠せず
時間だけが
静かに流れていた

哀しみよりも
苛立ちよりも
あなたがいない
不安に包まれ
心の中に
大きな穴が
空いたみたいだ
[site]
origin
2013/4/20 1:59
HP

杳杲
冬のうた
冷たく遠い風景に

肌を焦がした輝きを

思い出してる
2012/10/15 22:49