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過去ログ127 2015/8/18 18:50

▼みず
恥ずかしいので、間もなく消します。
8/18(火)18:50

▼みず
 主様と同じお題で書いてみました(笑)

 2つ下からどうぞ。
8/18(火)15:59

▼みず
続き

 「ですが、団長……」
 いくら団長の命令とはいえ、ピエール様にじっとりとした視線を向けられては、従うわけにはいかなかった。
 「セディアに手を貸したら、どうなるかわかっていますね、ライシュルト?」
 ピエール様の笑顔が怖い。
 メイド服、ドレス、次はなににしましょうかねぇ? じつに楽しみです――ピエール様のお顔には、はっきりとそう記されていた。
 だめだ、怖い、怖すぎる。ここで団長に従ったら、オレの身は限りなく危ない気がする。
 団長の命令と、ピエール様の無言の圧力との板挟みになって、オレは動けなかった。
 と、ピエール様が団長の背中を蹴りあげ、その下から脱出した。
 団長、油断しすぎです――
 続いて、はさみが届かない距離まで素早く移動した、流れるような一連の動きは、なかなかのものだ。
 「ふぅ。危ないところでした」
 生還を果たしたピエール様が、額ににじんだ汗をぬぐいながら、つぶやく。
 「やってくれましたね、ピエール殿。ですが、過去形にするには、いささか気が早いのでは?」
 シャキーンとはさみを構え、人の悪い微笑を浮かべて、ピエール様ににじり寄る団長。
 第二位階と聖騎士団長がこんなことで争っているなら、世の中は平和なんだろうな――などと思いながら、オレは一礼し、執務室をあとにした。

 翌日お見かけしたピエール様のお顔には、いつもどおりピンと髭が跳ねあがっていたから、どうやらあのあと、髭を死守したらしい。
 なんとなく残念なような、安心したような複雑な気持ちで、オレは空を見上げた。セントラルクルスは、今日も平和だ。
8/18(火)15:12

▼みず
 団長とピエール様が賭け事をして、今度はピエール様が負けたらしい。
 「お前にもかかわりがあることだ」と団長に呼びだしを受けたときから、なんとなくその予感はあった。
 団長の執務室の手前まで来ると、室内から言い争うような声が聴こえる。無用心にも、ドアが少し開いていた。団長らしくもない。
 「往生際が悪いぞ、ピエール」
 「切り落としたら、一生恨みますよ、セディア」
 「賭けに負けておいて、なにを言うやら……。いい加減、観念したらどうだ?」
 オレはドアをノックし、来訪を告げた。
 「ライシュルト=クレイマー、参りました」
 「入れ」と応答があり、入室すると――
 そこには、見てはいけない光景が繰り広げられていた。
 応接用のソファーに押し倒されたピエール様と、その上に馬乗りになっている団長。手にはなぜかはさみが握られている。
 とっさに、ピエール様が団長に襲われているのかと思ってしまった。
 妙な想像をして、頬が赤くなるのを自覚する。
 「来たか、ライシュルト」
 団長はオレを見て、にやりと笑った。
 「あの、団長、この状況は……」
 しどろもどろに尋ねるオレに、団長は笑みを深くした。そんな偽悪めいた表情さえかっこよく見えて、どきりとする。
 「見てのとおり、ピエール殿が髭を切り落とされるそうだ。手伝え、ライシュルト」
 オレに向けられたグリーングレイの瞳がいたずらっぽく煌めいている。
 団長に告げられた内容に、オレは目を見張り、まじまじと彼を見返した。
 「髭を切り落とされる、って――」
 「とある賭けをしたのだが……。ピエール殿はご自分の髭を賭けて、負けたわけだ。ここにきて抵抗されるとは、往生際が悪い。腕を押さえていろ、ライシュルト」
 シャキシャキとはさみを鳴らしながら、団長が楽しげに命じる。
 「覚悟はよろしいですかな、ピエール殿? ……いい加減、観念したらいかがです?」
 団長のグリーングレイの瞳には、地獄の魔王もかくや、と思われるようなよろしくない光が浮かんでいる。
 前回、賭けに負けたことを相当根にもっているらしい。ラッピングされたオレを見て、衝撃のあまり瞬間冷凍された団長としては、あのときの借りを返す絶好の機会なのだろう。
8/18(火)15:10

▼ぱんだまん
みず様
髭野郎おそろしや(笑)
切られたショックで自分のお仕事もままならなそうですw生ける屍ですねo(^-^)o

あ、荷物運びは騎士の誰かがやってますよー。団長は報告受けただけっす(´ω`)
8/18(火)8:19

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