高橋幹也
2017年7月28日 富士登山競走4
五合目からは眺望も開け、眼下には山中湖やら河口湖など絶景だ、しか
し、そんなことを振り返る余裕などはない。完全にBブロック選手たちの中に
取り込まれ、一部Cブロックやら女性に抜かれ始める。知人、友人にも抜か
れていく。まあ、練習はやつているが、もはや、どうしようもない、8合目を過
ぎると4時間を大きく上回ることは確実だ。もはや惰性で登るだけ。そしてゴ
ール。4時間14分だった。ワーストである。
山頂に到着すると顔見知りのランナーに声をかけられる。まあ、ゴールし
てみれば達成感はある。3年ほど前までは3時間30分前後で走っていたが、
福岡国際の出場権を失つてからはモチベーションが下がり、月間走行距離
も夏場は300キロ前後だ。せめて400走れば少しは違うんだろうが、まあ、
「その気」が起きない。30分程度休養した後、悪夢の下山だ。この下山が大
変だよ。初めのうちは、周りにもランナーいたが、もともと下山は遅い方なの
で、周りに、次第に人がいなくなってくるんだ。11時14分にゴールして、11時
45分から下山し始めて五合目到着は1時55分。1時30分が最終バスだから
間に合わない。まあ、しかし他にもランナーいたから、40人ほどかな、まあ
役員もわかっているのか、バスは手配してくれて北麓公園まで送迎してもら
った。北麓公園に着いたのが3時40分。ただ北麓公園からのバスの最終が
4時なので、大急ぎでシャワー浴びたけどクーポン券使う時間が無い、そも
そも店自体が閉め始めている。その後は何とか富士山駅まで行って、そこ
から、高速バスに乗った。まあ、終わってみれば気分的には達成感があ
る。車中で何度も振り返り富士山を見た。21歳の時に初出場して52歳・・・。
連続出場し続けているが色々な出来事があつた。来年も、再来年も出つづけるであろう。
今後も色々なことがあるだろうが、いつまでも富士登山競走には出続けた
いと思った。