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チャレンジ!おおいた国体 結果編

第63回国民体育大会 陸上競技 〜チャレンジ!おおいた国体 2008
2008年10月3日(金)〜7日(日) 大分・九州石油ドーム

今年の国体記録速報は
記録検索ドットコム チャレンジ!おおいた国体 競技記録速報大分陸協携帯サイト の2本立てで御覧いただけます。

● 新潟県選手団・入賞者[1日目]

★ 成年男子円盤投
 2) 55m31 小林  志郎 (新潟日報社)

★ 少年女子B100m (風=0.0m)
 4) 12.28 田中七菜生 (長岡大手高)

※ スタートはよかったんですけど、終盤で失速。

★ 成年女子5000m・決勝
 3) 15:49.75 若月  一夏 (TOTO・福岡)[F]

1000mが3分19秒、2000m通過が6分32秒という一発決勝レースにしてはスローな展開の中、恒に集団の真ん中辺り(8番手〜10番手)で落ち着いてレースを進め、ラストスパート合戦で3位に浮上。全日本実業団陸上の女子5000mを欠場してこの国体に賭けてきた甲斐があったと言ってもいいかもしれません。

● 新潟県選手団・入賞者[2日目]

★ 成年男子200m (+0.6m)
 8) 21.26 長谷川  充 (新潟アルビレックスRC)

★ 成年男子400mH
 8) 50.35 矢野  秀樹 (新潟アルビレックスRC)=PB

★ 成年女子200m (+0.7m)
 5) 24.00  渡邊   梓 (福島大)[F]

★ 成年女子800m
 5) 2:06.43  品田貴恵子 (筑波大)[F] =PB

★ 成年女子400mH
 1) 55.46 久保倉里美 (新潟アルビレックスRC)
 =日本新記録、2009ベルリン世界陸上参加A標準記録(55.50)突破!

★ 少年A 男子400mH
 6) 52.06  佐藤   駿 (新潟明訓高校) =PB

★ 少年B 女子1500m
 2) 4:22.31 藤石佳奈子 (三条高)
※ 自己記録(PB)の更新はならず。

● 新潟県選手団入賞者 3日目

● 成年男子棒高跳
 4) 5m20 柏木  俊介 (新潟アルビレックスRC)

● 成年男子走幅跳
 6) 7m50 (+0.6) 山口  義紀 (長岡市体育協会)

● 成年男子ハンマー投 (7.26kg)
 7) 62m60 横野  哲郎 (国際武道大・大学院)

● 少年共通男子走高跳
 8) 2m00 小島   亮 (十日町高校)


● 新潟県選手団・入賞者[4日目]

● 成年女子走高跳
 7位タイ) 1m69  高橋   圭 (順天堂大学)

● 少年女子A 400m
 2) 55.32  北村  千聖 (長岡商高)

● 少年女子A ハンマー投 (4kg)
 6) 45m84  池田 瑛梨 (高田商高)

● 女子少年B 100mYH (+0.8m)
 7) 14.36  関矢  梨花 (柏崎第二中)

● 最終日・成年少年共通女子4×100mリレー
 6) 46.18 新  潟
   [ 田中七菜生・渡邊梓・北村千聖・久保倉里美 ]

● 陸上競技・天皇杯総合順位 (男女総合)
 7) 72.5  新  潟

● 陸上競技・皇后杯女子総合順位
 3) 49.5  新  潟

● 陸上競技・男子総合順位 (非公式)
22) 23.0  新  潟

ということで、新潟県女子チームは最後の最後まで皇后杯(=女子総合優勝)が見える位置で戦いましたが、惜しくも快挙達成というわけにはいきませんでした。
しかし、女子総合3位に貢献したファイナリスト達は本当によく頑張ったと思います。
選手のみなさん、並びに選手達をサポートした関係者のみなさん、5日間の戦い本当にお疲れ様でした。
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[ヘッドライン 1・2日目編]


[1日目] 大分国体:五輪代表の岩水がV…陸上の成年男子3千障害

 大分国体は3日、陸上が始まった。陸上の成年男子三千メートル障害は、北京五輪代表の岩水嘉孝(愛知・富士通)が8分37秒68で優勝。成年男子円盤投げでは畑山茂雄(神奈川・ゼンリン)が57メートル12の大会新で制した。少年女子走り幅跳びは、ジュニア日本記録保持者の中野瞳(兵庫・長田高)が6メートル00で優勝を飾った。

[※ 中略]

 ○…成年男子三千メートル障害で、日本記録保持者で北京五輪代表の岩水嘉孝(富士通)が貫禄の走りを見せた。序盤からトップ集団につける冷静なレース運びを展開。最終周のスパートで難なく後続を引き離した。

 北京五輪では1次予選敗退。世界との差を実感して落ち込み、1カ月ほど走れなかったという。この大会には、「これからも(この種目を)引っ張っていく義務がある」と気持ちを切り替えて臨み、再起の舞台で好スタートを切った。

 北京で、強豪たちが長距離も高いレベルで走っていることに気付いたという岩水。今後世界で通用する走力を磨くためにも、「将来的にはフルマラソン挑戦も視野に入れながら長距離にも挑戦する」と前を見据えていた。

 ◇陸上 
【成年男子】▽三千メートル障害 岩水嘉孝(愛知・富士通)8分37秒68
▽円盤投げ 畑山茂雄(神奈川・ゼンリン)57メートル12=大会新
【少年男子A】
▽百メートル 女部田亮(東京・東京高)10秒54
▽三段跳び 岡部優真(福岡・福岡一高)15メートル35
▽砲丸投げ 宮内育大(高知・高知追手前高)16メートル62
【少年男子B】▽円盤投げ 秋場堅太(埼玉・西武台高)46メートル44
【少年男子共通】▽棒高跳び 土井翔太(香川・観音寺一高)5メートル10
【成年女子】▽五千メートル 杉原加代(島根・デンソー)15分46秒83
【少年女子B】
▽百メートル 木村茜(滋賀・中主中)11秒93▽砲丸投げ 中田恵莉子(徳島・生光学園高)13メートル04
【少年女子共通】▽走り幅跳び 中野瞳(兵庫・長田高)6メートル00

ここまで毎日新聞 2008年10月3日 20時21分(最終更新 10月3日 21時02分)

[2日目] 大分国体:五輪代表の久保倉が日本新V 陸上女子四百障害

 大分国体は4日、15競技があった。陸上は成年女子四百メートル障害で北京五輪代表の久保倉里美(新潟・新潟アルビレックスRC)が55秒46の日本新記録で快勝。成年男子四百メートル障害も北京五輪代表で地元大分県出身の成迫健児(大分・ミズノ)が48秒62で5連覇を飾った。

 成年女子八百メートルは陣内綾子(佐賀・佐賀大)が2分3秒42の大会新で優勝。成年男子二百メートルは安孫子充裕(山形・筑波大)が20秒74の大会タイで制した。

[※ 中略]

 ◇「時計のミス?」とびっくり…快走の久保倉

 本人も予想していなかった快走を見せ、成年女子四百メートル障害で自らの日本記録を0秒25更新して優勝した久保倉里美(新潟アルビレックスRC)。喜びながらも「時計のミスじゃないか」と驚きを隠さなかった。

 北京五輪の同種目に日本女子勢として初めて出場し準決勝進出。帰国後は体調を崩し「五輪前の練習の貯金を使い果たし、借金状態で臨んだ」。今回は勝つことのみを考え「ちょっと(歩幅が)詰まっても、いつもより歩数を多めにして後半をしっかり走ろう」とパターンを変えた。結果、最後まで失速せず「五輪前にあれだけ狙っても出せなかった」標準A記録(55秒60)も突破して、本人は苦笑するばかり。

 今後、世界で戦うために「何か『これだけは』という自分の武器を身につけて、ハードリングとか戦術面で勝負したい」と話す26歳。五輪の時は遠くに感じていた54秒台も「もう少しレベルを上げれば届かない数字ではないかな」。飛躍の手がかりを得たようだ。【大島祥平】 

 ○…成年男子四百メートル障害で5連覇を飾った成迫健児(ミズノ)。「こんなにプレッシャーのかかる大会は初めて」という地元国体を今季日本最高の48秒62で圧勝し、ガッツポーズを連発した。

 「今日は圧倒的な差で勝ちたかった」と成迫。スタートから積極的にとばし「後半は余った力をぶつけるように走った」。準決勝後に宣言した通り48秒台中盤をマークし「会心のレースでした」と満面の笑み。

 日本記録を持つ為末大の現役続行については「これからは負けるつもりはまったくない。この席(1位)は譲らないという気持ち」と力強く言い切った。

毎日新聞 2008年10月4日 20時17分(最終更新 10月4日 22時51分)
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[ヘッドライン 3・4日目編]

[3日目] 大分国体:五輪代表の澤野が5連覇…成年男子棒高跳び

大分国体は5日、15競技があった。陸上は成年男子棒高跳びで北京五輪代表の澤野大地(千葉・ニシスポーツ)が5メートル50で5年連続6回目の優勝。少年男子A一万メートルは田村優宝(青森・青森山田高)が29分01秒66の大会新で制した。

[※ 中略]

 ○…成年男子棒高跳びは日本記録保持者の澤野大地(ニシスポーツ)が貫録を見せ6回目の栄冠。5メートル50で難なく優勝を決めると、今季自己最高タイの5メートル70に挑戦。試技は3回とも失敗に終わったが「2回目から(踏み切り後の)スイングがよかった。(いい時の感覚が)戻ってきた」と手応えを口にした。
 北京五輪は5メートル55で予選敗退。「(帰国後のスーパー陸上で)すごくいい跳躍があって、その流れをつなげたかった」と笑顔で自身の今季最終戦を振り返った28歳。来年に向け「常に上を狙っていく。自己新を出さないと過去の自分に勝ててないということですから」と力強かった。

 ○…91年以来17年ぶりに実施された少年男子A一万メートル。田村優宝(青森山田・2年)が世界ジュニア選手権代表の村沢明伸(佐久長聖・3年)を振り切って初優勝を飾った。
 インターハイは千五百メートル、五千メートルともスタミナ不足で4位に終わった田村。初の1万メートルに挑戦するため「これ以上追い込めないくらいやった」。この日は残り1000メートルで「後ろの呼吸がきつそうだ。勝てる」と冷静に判断。最終周のスパートで抜け出した。
 冬の高校駅伝を見据えて「今回は佐久長聖が中心になってくると思う。そのエースを倒せたのは大きい」と顔をほころばせた。

毎日新聞 2008年10月5日 20時17分(最終更新 10月5日 20時20分)

[4日目] 大分国体:一万競歩、川崎真裕美が日本新記録で優勝

大分国体は6日、14競技があった。陸上の成年女子では、一万メートル競歩で北京五輪代表の川崎真裕美(茨城・海老澤製作所)が43分53秒51の日本新記録で優勝。走り幅跳びは北京五輪代表の池田久美子(静岡・スズキ)が6メートル39で制した。百メートル障害は日本選手権優勝の寺田明日香(北海道・北海道ハイテクAC)が13秒32のジュニア日本新記録で優勝した。

[※ 中略]

 ○…成年女子一万メートル競歩で、自らの日本記録を10秒64更新し優勝した川崎真裕美(海老澤製作所)は、ひざが高く上がって警告を受け、修正しながら歩いた。記録も昨年3月の20キロ競歩で10キロ通過時に記録したタイム(43分40秒)の方が速く「一万はまだ日本記録自体が高いレベルじゃない。42分半で行かないと世界では通用しない」と気を引き締めていた。

 ○…今季の日本ランク上位3人が出場した成年女子走り幅跳び。日本記録保持者で北京五輪代表の池田久美子(スズキ)が3位まで3センチ差という接戦を制した。1回目に花岡麻帆(千葉・成田国際高教)に6メートル38でトップに立たれ「ドキドキしながら試合を楽しんだ」。5回目で6メートル39を跳んで逆転した。「ロンドン(五輪)は最終目標。テクニックを磨き、いろいろな面で強くなりたい」と4年後を見据えた。

※ 以下略

毎日新聞 2008年10月6日 20時04分(最終更新 10月6日 20時09分)
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[最終日] 大分国体:福島が8年ぶりV 四百リレー成年少年女子共通

 大分国体は最終日の7日、5競技があり、陸上は四百メートルリレーの成年少年共通で、丹野麻美(ナチュリル)を擁する福島が45秒66で8年ぶり2回目の優勝を飾った。成年少年男子共通は、千葉が40秒03で制し、北京五輪四百メートルリレー銅メダルの高平慎士(富士通)がアンカーを務めた北海道は2位。国体で初めて実施された少年女子A五千メートルは、小原怜(岡山・興譲館高)が15分56秒15で優勝した。

 バレーボールは、成年男子6人制で大分が広島を破って初優勝。少年女子は山口の誠英高が、選抜優勝大会、インターハイに続いて3冠を狙った大分の東九州龍谷高に逆転勝ちした。ラグビーの少年男子は、福岡が36−22で大分を降して12年ぶり2回目の優勝を遂げた。

 来年の国体は冬季、本大会ともに新潟県で開かれる。

 ○…陸上の成年少年女子共通四百メートルリレーで優勝した福島県。バトンも練習通りにつながり、3走・栗本佳世子(ナチュリル)まででリードを奪うと、アンカーの星詩織(小高工高)が粘って逃げ切った。北京五輪四百メートル出場の丹野麻美(ナチュリル)は、4日の二百メートルでは体調を崩したこともあって6位に終わっていただけに、「ようやく自分の走りができたかな。最後は高校生の子があきらめずに頑張ってくれた」とチームの勝利を喜んでいた。

 ○…北京五輪四百メートルリレー銅メダリストの中で唯一、国体に出場した高平慎士(富士通)が、成年少年男子共通四百メートルリレーで貫録の走りを見せた。北海道のアンカーとして出場し、3走の岩村弘基(筑波大)から5番手でバトンを受け取ると一気に加速。ゴール直前で広島をかわして2位に入り、「上出来でしょう」と笑顔だった。

 ○…駅伝強豪高校の選手も多く参加した少年女子A五千メートルで、小原怜(興譲館高・3年)が初めて全国タイトルをつかんだ。残り1周でラストスパート。2位の山中詩乃(高知山田高・3年)がぴたりと追走してきたが、1年の国体八百メートルで2位に入っており、「スピードには自信があった。ラスト100メートルで切り替えるつもりだった」。作戦通りの展開に、「(冬の駅伝に向け)キャプテンとしてチームに刺激を与えられたかな」。

毎日新聞 2008年10月7日 18時25分(最終更新 10月7日 22時01分)
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一部訂正:>>1 に記載の大会日程
(間違い)2008年10月3日(金)〜7日(日) 

→(正しくは)2008年10月3日(金)〜7日(火)でした。 申し訳ありません。