Z-Z BOARD
過去ログ176
2015/12/15 23:10
▼ぱんだまん無名様
部屋に戻ったライシュルトは、団長をむぎゅーとしてますかねw
12/15(火)23:10
▼無名さん長い(笑)
ライシュルト、フェードアウトしてるし(笑)
12/15(火)22:38
▼無名さん続き
「ピエール様も団長にお話があるみたいです。こちらにお見えになっています」
ライシュルトが一礼して退室し、入れ替わりにピエールが入室した。
法衣を身につけた第二位階の姿に、慌てて体を起こそうとしたが、起きあがれないことはすでに実証済みだ。
「そのままで構いませんよ」
ピエールが私を押しとどめ、ベッドサイドの丸椅子に腰をおろす。
「おはようございます、セディア。ふむ……。顔色が良くないですねぇ」
朝から髭の顔など見たくはないが、部屋に押しかけられては仕方がない。
「おはようございます。私に御用があると伺いましたが……」
「ええ。あなたに、というよりも、正確にはこの部屋に、でしょうかねぇ」
ピエールがくすりと笑い、指を弾いた。
一瞬、室内の空気が揺れ、その密度が変化したように思われた。風属性の魔法が発動したらしい。
「脱走できないように結界を張りました。今日はおとなしく寝ていなさい。……おっと。結界を解除しようだなんて考えないほうが身のためですよ?」
当然抜け出すつもりでいたが、ピエールにしっかり釘を刺される。
「最近忙しかったようですから、この機会に休養されてはいかがです?」
「お心遣いはありがたいのですが、仕事が立て込んでおりまして……」
目の前の休養とその後に訪れるであろう多忙な状況を天秤にかけ、承服しかねていると、ピエールが小さくため息をついた。
「ライシュルトが私に相談にくるだなんて、よほどのことだと思います。あなたのことが心配でたまらないのでしょうね」
ピエールの言葉に、私は息を呑んだ。相談を持ちかけた際のライシュルトの表情が目に浮かぶようだ。きっと今にも泣き出しそうな顔をしていたに違いない。
「……わかりました。では、ありがたく休ませていただきます」
ピエールにそう告げ、目を閉じた。疲れきった体は貪欲に眠りを欲している。いくらでも寝れそうだ。
「おやすみなさい、セディア。よい夢を――」
ピエールの声を意識の片隅に聴きながら、私は眠りに引き込まれていった。
<了>
12/15(火)22:37
▼ぱんだまん無名様
髭は何かやらかしてくれる予感がします(笑)ワクワクw
12/15(火)22:28
▼無名さん有能ですね。んでもって、必ず登場する髭様(笑)
12/15(火)22:21