100号室 桐谷 朱鷺

▼過去ログ509
2017/3/14 1:15

★綾瀬裕夢
其れは可愛い息子を自分の側においておきたい母親心ではなくて?(微笑ましい内容の会話故終始淡くも穏やかな笑み浮かべ続け乍ら心地好い時間を過ごし、軈て交わる目線に刹那のみ緊張を滲ませるかの様肩揺らすも決して逸らす事せず確りと一度頷いて)ん、そうだね。当たり前で簡単な様で、本当は凄く難しくて幸せな事。でも、屹度其れを忘れて仕舞いがちなんだろうなと思う。……何て幸せなんだろうって、思うよ。(彼に倣いマグカップを一度手離した後自然な動作で彼が触れた存在を見詰め、其れと同時に告げられた台詞の一つ一つを己の内へと刻むも敢えて言葉返す事はせず同様に己の手首にて輝く装飾品見せる事なく衣服の上から掌で包んだ後其の手先持ち上げ指の背で僅か相手の目許撫で遣って)
2017/3/14(火)1:15

★桐谷朱鷺
まあ一部再利用もあるけどな。母親に自宅から通える今の学校で良いじゃねぇかと言われて最初は買い渋られたし(子どものように拗ねていた母親の姿を思い出し、仕様がなしとばかりに眉を下げて笑み、延ばした手の指先でカップに触れ手先に暖を取っていれば相手の声と眼差しが己へと向けられるのを距離感で感じ取り、目線を流し相手と合わせた瞳を柔く細め)…また会えるってのは、凄ぇ事だな、裕夢。人と人が、また会えるってのは(カップから手を引き、制服シャツの袖口から覗く明らかに見すぼらしい革紐の輪に触れ、再入学を決めた断片を小さく零し)…今なら、もう一度新入生になれる気がしたんだ。
2017/3/14(火)1:03

★綾瀬裕夢
そうなの?じゃあ全てがおにゅうなんだね。……新しい部屋の香り。(僅かと色味変化した彼の声音に目許が弛み表情其の儘緩慢双眸閉ざしては幾度目かの深呼吸を経て一つの呟きを、次ぎ感じる事の叶う衣服越しの体温に鼻先へつんとした痛みが走るなら思わずと瞼持ち上げた瞳素早く瞬かせ其れ打ち消して)そうだね、色んな変化は有れど屹度奥の奥の部分が変わらないからそう思うんだろうなって俺は思いました。可笑しくねえ訳ねえでしょ、皆君が帰ってきて嬉しいと……じゃなくて、俺は、嬉しいよ。……どうしようもなく、嬉しい。ずっと、願ってたから。(上手く言葉を紡げないもどかしさ構わず伝えたい気持ちを確かめる様一つ一つ音に成し、不意と感じた重みに漸く真直ぐ彼の横顔を見詰め告げた通り至極柔い笑み浮かべて)
2017/3/14(火)0:39

★桐谷朱鷺
ああ、物が大幅に減ったしなぁ。前に使ってた家具もリサイクルに出されてたから新調してもらったし。そこはラッキーだったな(今一度室内に視線を巡らせ鮮明に思い起こせる以前の己の部屋と比較してみれば深く考察する必要もなく相違は明らかで、最後に喜び混じりの声音で言葉を足し。相手が腰を上げるのを眼で追い迎えると片側に掛かる重みを享受し、告がれた言葉に穏やかな笑みを浮かべ)…うん。有り難う。…青藍は、変わらねぇなぁ。勿論人の出入りもあっただろうし、彩度や明度みてぇなのも変わっただろうけど…同じ色をしてる。なのになんでお前帰ってきたんだよって訊かれても可笑しくねぇくらいだよ(長く吐息をし未だ完全に馴染まないながら静かな空気を淡く揺らすと片手を床につき己の体重を預け)
2017/3/14(火)0:27

★綾瀬裕夢
香りも、雰囲気も、昔とは少し違う気がして。でも何処かに懐かしさも感じるかな。(袖を引き上げてからマグカップ持ち直し数度息を吹き掛けた後一口、途端広がる温かさに自然と表情は弛み其の表情崩れる事無く是の音を切っ掛けに立ち上がり互いの足が当たらぬ位置へ座る次ぎ彼の腕に軽く凭れ掛かって)……おかえりなさい。
2017/3/14(火)0:10

★桐谷朱鷺
この部屋、俺しか住んだ事ねぇからまたすんなり馴染むかと思ったんだけどさ、やっぱ新入居となると壁紙とか新しくしてもらえたみてぇで、なんか新鮮なんだよな(表情を緩め室内に目を向け以前より白さの増した壁を見渡し、相手が飲み物を選べば笑みを浮かべたままもう一方のカップを引き寄せ、熱く湯気を立て柔らかい甘さを伴う飲料を小さく啜り)倹約家ですね、綾瀬氏。…ん?…ああ、どうぞ。此処で良ければ(律儀にも許可を得ようとする相手を見遣り眼を瞬かせた後カップを置くと胡坐を掻いた己の傍らを視線で一瞥し)
2017/3/14(火)0:06


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