┼ 鎖唄 ┼
過去ログ550
2010/7/17 2:00
投稿者:ネス湖陽炎夜の街灯が創る
いろんな方向に薄く伸びる影
蜃気楼なら見たことがある
けれども陽炎は
幾重に塗り替えられた人格
共通点を語る人
人としての優しさ
あどけない仕草
それは遠く
きっと陽炎のように
[次のお題は?]
酒、酒となみだ、、、
7/17 2:00
投稿者:クロ万華鏡世界論この世界はくるくると回転するのね
様々な景色、様々な感情、様々な生物
もしかしたら、これは推測なのだけれど
世界の果てで
筒状の物を使ってこの世界を覗き込んだ誰か
その絶対的な誰かが
この世界を回転させてるのではなかろうか
そう、まるで万華鏡のようにね
ふむ、ふむ
…名もなき科学者はそう熱弁している
僕は欠伸を噛み殺し、相槌をうっている
彼のテーブルの上に置いてある万華鏡に手を伸ばす
退屈しのぎに覗き込み、回転させてみる
…おい君、聞いているのか
彼が唾を飛ばしながらまくし立てる
覗き込んだまま、僕は真面目に答える
…聞いてますよ、と
[次のお題は?]
陽炎
7/16 13:02
投稿者:りんごありきたりな物語素敵な王子様。
ハッピーエンド。
よくある絵本の御伽噺。
無垢な心にだけ叶う夢。
紙の中はうまくいく。
眠らぬ街の眠り姫。
王子様のキスでは報われない。
そんな悲しい現実。
[次のお題は?]
万華鏡
7/15 17:12
投稿者:W《結びの言葉》世界の終わり
そんな物語が
昔あったんだ
覚えているのは
その静謐なる雰囲気と
それにそぐわない、
お し ま い
の四文字だけ
(まるで可愛い
幼児向け絵本みたいに)
[次のお題は?]
絵本、でお願いします
7/15 2:28
投稿者:クロウミウタ端っこから、端っこまで
この世界を計ろう
ほとんどを飲み込んだ海
問いかけることにする
「端っこはどこだろう?」
鏡で映したように空にも海
…そうか
むしろ、どこも端っこになりえるんだな
それなら僕は
ここからどこまでも行こう
終わりも始まりもすべて同じならば
…恐れることはない
空と地上に広がる海
それを背景に
終わりを始まりを
僕は一歩踏み出す
[次のお題は?]
おしまいの詩
7/14 8:09
投稿者:煙星詩人ノルマンディーの空 あの海岸に上陸しようとした日に私達に課せられたノルマはとてつもない屍の登山であった
よい仕事をすればする程海は赤く染まる
もう境界線を作ってその中に留まったりするゲームはやめにしよう
火薬発電で人類はもう何百年も生きていけそうな気もする
武器商人達の飲み食いの為だけに誰も洗脳される必要はもうない
海から吹いてくる風に血の匂いが混ざらなくなった午後
私達はようやく自分達の散歩の小径へ向かえる
[次のお題は?]
海、海へ続く道、海風など海の付くものでお願いします。
7/14 5:34