┼ 鎖唄 ┼
過去ログ551
2010/7/28 2:32
投稿者:煙星詩人夏の夜道 袋詰めにされた鷺を運ぶ商人
ぶつかる毎に輝く鉱物
ダイナマイトで掘り出される天の魚
タイタニックで亡くなった子供達の遊び場を探している青年
動物の仮面で踊る祭に重ねられた盆踊り
「そうだ、もうすぐだ!
またみんな本当に帰ってくるんだ」
[次のお題は?]
夏祭、祭、お盆などでお願いします。
7/28 2:32
投稿者:クロ銀色の君へ私に光はあるかしら、と君は言う
…馬鹿馬鹿しい
散々闇に頼ってたくせしておいそれと光に乗り換えか
生まれ変わりたい、と君は言う
…下らないこと言うなよ
君のままでも、そう悪くはない
さらに君は銀河鉄道に乗りたい、などと言う
…切符ないだろう?
つまり君の夢は
銀河鉄道に乗って
光に包まれて
生まれ変わること、だ
どれひとつ僕には叶えることが出来ないけれど
…傍にいるよ
鏡の向こうの世界から僕は君にそう声をかける
聞こえた、だろうか?
[次のお題は?]
動物
7/26 19:03
投稿者:煙星詩人しくみ 星は光る度に質量を失い
質量は失われる毎に代わりに何処かに補充される
銀河も移動する度に輝きが失われ
輝きは失われた分だけ必ず何処かに転生している
こんなルールがあれば人間は「死」なんてもう怖がらなくなるはずなのに…
[次のお題は?]
光、銀河、転生などでお願いします。
7/23 2:58
投稿者:クロミルク革命革命家はテーブルを指でコツコツと叩きながら
…銭勘定している
「国を健康にしなけりゃ」
「その為には銭がいる」
飼い猫の頭を撫でながら革命家はそう言う
…嘘と金と標を使う
それで国が良くなると信じてるらしい
飼い猫である僕は、餌が欲しいから黙っていよう
さあ、ミルクを注いでくれ
とびきり上等のその皿に
…でも、飼い猫は思う
「もし、僕が喋れたなら」
国を良くするアドヴァイスするのににゃあ
いつか、このミルクのようにこの国は白くなるかな?
良い国になるかな?
髭をミルクまみれにして顔を上げると
相も変わらず、革命家は銭勘定している
「もし、僕が喋れたなら」
再び飼い猫はミルクに向き直る
[次のお題は?]
ルール、決まりごと
7/22 8:09
投稿者:煙星詩人マジカル 千年の昔にかけられた魔法にいまだにしばられている
なんて人間は不自由なんだ
心は自由だとつい最近デモクラシーされたはずなのに
千年前よりもっと身動きがとれていないじゃないか?
レボリューションなんてもう起こるわけなんかないよ
川を渡るにも国を越えるにも誰かの許可がいるご時世
空を飛ぶのにだって常に誰かに監視されているんだ!
部屋でひとりリラックスしているこの瞬間にも何時だって誰かに見張られている
脳内のトラベルにさえ誰かに尾行されているとしたら
早くこの魔法をとかなくてはもうこの世界には息をする空気さえ手に入らない!
[次のお題は?]
革命、レボリューションなどでお願いします。
7/22 3:23
投稿者:林檎グラス底まで
ゆらり
沈んだ
こんなにもはっきり見えるのに
貴方は気付かず飲み込むのね
花びら舞うように
落ちた涙も
溶けずに残るこの気持ちも
いっそ飲み干してしまってよ
夜の光は
いけない
人を惑わす魔法
ちかちかと
回るのは
きらびやかなネオン
それを全部注いだ
グラスを透かす
嗚呼
街が、笑う
その味を、忘れないでいて
昼間会った時は
知らない振りしても良いから
[次のお題は?]
魔力 魔法
7/19 18:08