過去ログ1143 2010/9/16 9:30


少し話が変わるけれど
私が財布を失くしたのは
この日だ
2010/9/16 9:30


とくに褒められたりすることも無いのだろうと思う
そういうのとは関係なくおばさんはいろいろなことをこなしているのだと思う
私はつたない言葉で、おばさんへの感謝の気持ちを伝えた
そしたらおばさんは『大したことはしてないんだよ』と茶化すように言っていた
でもそのあとに少しだけ笑って『ありがとうね』と言った
おばさんに何かあったら、私も手伝いをしたい
きっとおばさんのようには出来ないけれど、少しでも役に立てたらいいなと思う
2010/9/16 9:28


お盆の夜はお墓に提灯を燈して
その横でごはんを食べた
そのごはんを用意したのもおばさん
紙皿に取り分けておじさんや子供やお客さんに渡した
その作業をしたのもおばさん
手伝ったのは私だけで、お姉ちゃんはしなかった

おじさんたちはお酒を飲んでいた
時間が経って、帰ることになった
お姉ちゃんのお父さんと、私とお父さん、それからおばさんの旦那さんの4人は
その後一緒に飲むことになった
この男性3人は兄弟

行った場所はホステスのいるお店
お盆にそんなお店に行くのは何か違う気がした
私は同席したくなかったのだけど、でもお姉ちゃんのお父さんから言われて行くことになった
おばさんは先に家に帰った

お店でしばらく飲んだあと、おばさんの旦那さんが帰ることになった
このおじさんは携帯を持ってきていなかった
おじさんはお父さんの携帯からおばさんに電話をかけて、迎えに来るよう言っていた
それからしばらく経ってもおじさんはまだお店にいた
『もう着いてるんじゃないかな、大丈夫?』と私は言った
まわりはそんなことは気にしていないようだった

私は外に出てみた
でもおばさんはいなかった
だけど時間的にもう着いているはずだと思って、歩いて角を曲がってみた
そしたら少し離れたところに車が停めてあるのが見えた
私はその車の場所まで走って行った
おばさんは、着いたよと電話をかけることもなく、そこで待っていた
私はなんだか切ない気持ちになった
今おじさんを呼んでくるから待っててね、と言って私はお店に戻った

その日おばさんは早起きをして料理を作っていた
おばさんは脚が悪くて、普通の人よりも何かとつらいことが多いのではないかと思う
それでもお墓では何かと動いていた
疲れているはずなのにちゃんと迎えに来て、
しかも催促の電話もせずに車の中で待っていて、
私は、おばさんのことを思ったら、少し涙目になってしまった
2010/9/16 9:19


おばさんの家はいつもきれいだ
いつ行っても散らかっていることが無い
これはもう昔から

おばさんには、私と同い年の息子と、そのひとつ下の息子がいる
2人は私のいとこ
ちなみにおばさんは身嗜みもしっかりしている

子供は、小さいうちはすぐ怪我をしたり体調を崩したりする
そういうので学校等から急な連絡が入った時に、いつでもすぐに対応出来るように、とおばさんは言っていたそう
これは昔、お母さんから聞いた話
2010/9/16 8:54


お盆やお正月、それから通夜の時などは女性が動くことが多い
これまで当たり前のように見てきたけれど
それをいざ自分がするとなったら
大変なことなんだな、というのが分かった

誰に言われるでもなく、
料理を作ったり、いろいろな準備をしたり、お客さんをもてなしたり、
そういうことを数十年続けてきたおばさんは本当にすごいと思う
今の50代くらいの女性にはそういう人が多いのではないかな
私たちの年代の女性もいつかはそんなふうになるのだろうか
これは年齢だけの話ではないような気がする
何か、もっと根本的なところが違うんじゃないかなと思う
おばさんたちの年代と私たちの年代では、物事の捉え方や、振る舞いや姿勢が違う気がする
2010/9/16 8:45


お母さんがいなくなってから
いろいろなことを思うようになった
見方も変わってきた

先月は、私の2つ上のいとこのお姉ちゃんのお母さん、
つまり私にとってのおばさん、の初盆だった
お姉ちゃんとは数年ぶりに会った

もう一人いとこのおばさんがいるのだけど
そのおばさんはとてもしっかりしている
お母さんといちばん仲が良かった
私もそのおばさんのことは好き

おばさんは朝からたくさんの食事を用意していた
煮物やお団子などを作っていた
それを亡くなったおばさんの家まで持って行って
ちゃんと仏壇に供えてくれていた

私が線香をあげに行ったのは昼頃だった
いとこのお姉ちゃんはそこにいなかった
連絡をした時は寝起きだったようで
シャワーを浴びて化粧をしてからそっち(実家)に行く、と言っていた
おばさんが作ってくれた料理を見ながら
私は少し複雑な気持ちになった

初盆だったから、線香をあげに来た人たちがいた
そこにいたのは亡くなったおばさんの旦那さんと私とお父さんの3人
来た人たちにお茶やお菓子を出しながら
どうして私がこれをしているのだろうと思った
すること自体は別に構わないのだけど
本来はお姉ちゃんがここにいて、来た人に挨拶するべきなんじゃないかと思った

料理を作ってくれたおばさんは長男の奥さん
そのおじさんとおばさんは、うちのお母さんが他界した後も優しくしてくれている
おばさんはとても偉いと思う
2010/9/16 8:36


お母さんはよく動いていた
気遣いも細やかだった
私はそんなお母さんを見て偉いなあと
子供ながらに思っていた
2010/9/16 8:20


私も恋人の実家に行ったりすると
粗相が無いよう気をつけていた
彼のお母さんが台所に立つ時は必ず自分も手伝っていた

恋人の実家に行って
お母さんが食事の準備をしている時に
リビングで座ったままくつろいでいる女性は、私的にはアウトだと思う
これは恋人の実家、に限ったことではないけれど
2010/9/16 8:18


事実上、家でいちばんだったのはお母さんだと思う
でもお母さんは、お父さんをちゃんとたてていた

お母さんは女性としての立場をいつも考えていたような気がする
お父さんの実家や親戚の家に行った際の振る舞いを見ていてとくにそう思った
2010/9/16 8:13


料理をテーブルに運ぶ際、
必ずお父さんのものを最初に並べる
ということになっていた
お父さんのからね、とお母さんがいつも言っていた

お父さんがいなくなってからは
私はお母さんのものを最初に並べるようにした
2010/9/16 8:09