1 リヴァイ

何故だ、エルヴィン

私生活が落ち着いて久方ぶりにここを覗いて……信じられないものを目にした。

なあエルヴィン、何故だ。

なぜ俺と女型を間違えた。

そいつはお前の女に似ていたのか。

俺が纏う女の姿を女型に重ねたのか。

俺はここにいる。

俺は女型じゃない。

エルヴィン……嘘だと言ってくれ。
6 エルヴィン
ああ、私もリヴァイの言葉は嫌いではない…むしろ、好きだった。出来る事なら、あの時に出来なかった話の続きをしたいと思う。

出来たら嬉しいともな。私の連絡先は変わっていないとだけ、伝えておく。
7 リヴァイ
考えておく。
新年度になったとはいえ、業務の忙しさがなくなったわけではないからな。
勘違いするな、これは拒絶ではねえ。
お前が行きたいと言った古都のことも、覚えている。

お前も体には気をつけろ、そんなガタイでも風邪ひくときはひくぞ。
8 エルヴィン
ああ、ありがとう。

そうか、そこまで覚えてくれていた事を感謝する。端末機を変えたら私はリヴァイの連絡先を無くしてしまった、だから…楽しみに待っていよう。私がここに書き込むのはこれが最後だ。

どうか、無理をしないよう…
9 リヴァイ
お前に飛ばした鳩はついに届かなかったようだな