過去ログ18 2005/9/18 23:40

#零
伝えたい 想いは

それはもう

崩れそうな

宛名のない手紙の山程

あるのだけど


言葉は足りなくて

この気持ちに合う言葉を

貴方に届く言葉を

あたしは 持ち合わせてなくて


震える腕を抱くので精一杯

今日もまた

昨日と同じ背中。
2005/9/18 23:40
HP

#・
おもはゆそうにした
月を背に

たそがれ色が
稜線を明確にしてゆく


いちど
目をとじて
君を想い

ふたたび
目をあけたとき

たそがれだけが
その色を濃くしていた
2005/9/17 17:41

#有希
足りない
たぶん好き でもダメ
そこまでいかない

全てを壊してまでも君と一緒に?
全てを失ってまでも君と一緒に?

嫉妬裏切り、ゆるさとずるさと、熱はあれども何かが足りないそこまで行くには何かが足りない


恋でいいなら
君に付き合う

しかし私は
愛まで足りない
2005/9/14 14:36

#Aries
傾く十字架
君は右翼で虚空へ目指し
左翼で地上に維持する
傾いて見る世界
左脚ハ
ツマ先立チ、
右脚ハ
ぶらぶら揺レル

オゾンと土の界隈じゃ
見上げることも見下げることも便利なんだろう

間隔を見失いながら
幽体離脱の状況を抜け殻の君は愉しんでるんだね


紫の空は心地良い
嘔吐色の大地は踏み場がない


下らない話が好きな君は今日も此処にいない


あぁ 燃ゆる烏群
あぁ 周延の始まりか


一草の広楕円形、
頂部には溜め息雑じりの俯く太陽さ


 
2005/9/12 4:30
HP

#藤

足に触れる
感じ 波の
呼吸みたい
あたしの純白は
そして崩れ去る

切り開いた紅茶の
茶葉が散らばって
絶望に似た断崖の
高さを見てしまう
溢れだした自我が
私を砕きたいので
このような乖離を
ひたすら渇望する

肌寒く 凛と映る
初秋の夜に寄せて
柔肌を空間に晒し
何者にも何物にも
属さない時間の波

冷めたカップに
押しつけた唇は
ただ青白く
順序よく並んだ
綺麗事たちが
一斉に散れば良い

哀れみを受けずに



2005/9/10 5:52
HP