過去ログ24
2005/12/16 2:38
#シイナ シンジ
【 フレーム 128 】
君のこと
昨夜からずっと考えてる
君はその理由を
知ってるくせに
とぼけて笑う
4時限目の終わり頃
ごく自然な流れで
いつもの事のように
君が軽く背伸びしたせいで
鍵のかかった
ひきだしの奥に
閉じ込めておいた筈の
ひとつの気持ちが
鍵穴から
こぼれてく
窓際で退屈そうな
君と目が合えば
心臓が 一瞬縮んで
喉の奥に
鈍い痛みが広がった
この気持ちは
何だったっけ
僕も少し
とぼけて笑う
言わなくて良いんじゃない?
君も少し
はにかんで笑う
今は
あせらずに
このままで いようかな
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╋ 深 海 ╋
2005/12/16 2:38
HP
#魅夜
違う、そこじゃない。
そう啼く度 に あたしは拒絶。
崩した 視線 が、
世界の 間違いを 欲する。
土曜日になれば、隙間さえ埋めれるのに。
2005/12/15 21:15
HP
#あげは
月曜の朝
冬の風
道々に渦を生む
ゴミと枯れ葉とスカートの先
黒いコートと
ピンク色のマフラー
まちまちの衝動を轢断
整然と日常、
いつも通りのam8:00
Diorのグロスが
くちびるに
朝の空を映して氷結する
きゅっと噛んで
感情を放した
そうしてる間にも
電車の走行音、
リズミカルに
ポーカーフェイスの歩行音
ドアが開いて
白い鳩を蹴りあげ
水溶き絵筆が
ブーツを履いてカツカツカツ、
拡散してしまう色彩
赤と黄色と人間の色
すべては
点と線の押し絵図だ
長い黒髪を
今度明るくしよう、
香水を変えよう
そうして
より分ける仮定に
ひたすらに手を伸ばす
本と音楽とベッドシーツの先
夢をみて歩く、
(ドアを開ける
直線を切断する
蝶を放す、
冬の空に遠くまで自由
ふわり
浮いた雲が
向かう場所は思いつき
するり
抜ければいい世界
2005/12/15 13:29
HP
#シイナ シンジ
【 フレーム 110 】
きみの事かんがえると
なんだか楽しくって
きみの話をきいてると
なんだか嬉しくなって
きみが笑うと
なんだか くすぐったくて
すこし せつない
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╋ 深 海 ╋
2005/12/12 13:22
HP
#暁
『小さくても』
君が笑うために
僕が流す涙があってもいい
自己犠牲が強いのかもしれない
それともただの偽善かもしれない
けれど、辿り着くのはいつもそこだから
たとえ悲しい涙であっても
君が笑うために
僕は涙を流す
2005/12/11 22:24
HP