過去ログ47 2007/5/31 3:16

#時雨
君もまた
悲しさと不安
くるくる回る言葉

コーヒーとチョコレート
君の好きなもの

熟れた藍色と夏の果実

私だけじゃないと知っても気休めを言えば君は夜になる
線香花火の儚さに重なってまた照り返すような太陽に剥き出しの肌を曝す

君の姿が焼き付いてく
2007/5/31 3:16

#時雨
m
異常なまでの涙が理由も無く零れる

朝なんて来なければいい
必ずしも朝が来る訳じゃない
夜が空けても続く訳もなく現実味を帯びていく


まだ夢の続きのように
君は話し掛けてきて
同じ歌をずっと口ずさむ

躯が浮くような訳の解らない文章が
最後だよ、と揺さぶった


前も後も振り向く事の出来ない哀しみの中

残らなくても笑っていよう
2007/5/27 6:52

#黒死蝶
太陽
貴方は私の太陽


だから、


いつも変わらず


私を照らし続けて下さい


いつも変わらず


私の道を照らし続けて下さい
2007/5/19 22:12
HP

#時雨
茜色に蛍
悲しみを越えられるなら
言葉にならなくても
消えはしないのに

安心感とも取れる油断は
君の好きだった事さえも
消していくようで


燻らせた煙が画く色と
朝の冷たさは
君が愛したあの歌の台詞みたいだね

目を閉じる度に
溢れそうな涙は枯れない

空高く吸い込まれるなら君と一緒がいい
2007/5/18 6:20

#サオリ
きいろの はな
一輪挿しの黄色い花を
君は撫で回す

全ての欲求を満たすことなど
できないのに
2007/5/18 1:43
HP

#天河
巡る軌跡
この道を歩ききったら
その終わりに
望むのだと思う
苦しませないで
消えてくれたらと
きっとその先も
懲りずに
望みなど抱くのだろう

からからに干からびた
喉の音で欲求を伝えて
届くはずがないと理解していながら
もう考える頭など無くても
求める事をやめたりはしないのだ
歩みを進める人間が
一人いなくなり
道は残り、他の誰かが歩き続けるということも

ここは曲がりくねる只の一本道でしかない
複雑に見えるだけ
片時も無駄にできずに
息も絶え絶えに歩くのみ
見えるのは
償いだけの未来
2007/5/1 2:01

#靜
pistol
其れで死ぬのか 戦うのか
君次第なのだけれど

もし後者ならば
僕も命をかけてあげる


自分こめかみか 目の前の黒い影か
君は銃口をどこに向ける?


さぁ、手に持って居る

強さ、をどう使う
2007/4/30 16:43
HP

#優
眠りにつく前に
時々思うことが
全てが夢で
目を開けたら
ひとりぼっちで

そこには
私の居場所なんて
どこにもなく
同じようなことを
繰り返す
だけの世界

突然
不安に包まれ
眠れずにいた

朝が来るのを
待ちわびる


お願いよ
側にいて
私を独りに
しないで

嘘でいい
そのまま
何も言わず
強く抱き締めて

お願い
このまま
夢を見て
いたいよ

私が私で
いられる
この一瞬だけは…


覚めない
夢はあるの?
2007/4/23 6:21
HP

#零
感じるすべては
ちゃんと この指に繋がっているだろうか

君の前にいるあたしは
ちゃんと「あたし」であれてるの?

鏡を見てもわからない
膝を抱えてもわからない


どんなあたしでも
君は笑うから
時々 不安になる
理由はわからないけど

寂しいと似た 胸のしめつけ
何でだろう シアワセなはずなのに


見上げても 空は答えてくれない。
2007/4/19 1:28
HP

#サヨ
はぐれ雲
いつもと同じ別れ際の踏切
君を彩る夕焼けと
強気な足音

つないだ手を離すと駆け出す背中
決して僕を振り返らない
真直ぐな足どり

見飽きる程に
その後ろ姿を支えてきた
日々は
この腕ではまだ頼りなく
何度も一人で歩かせてしまったけど…

あの日止まった歩幅
振り向いたその愛しい顔が
初めて見せた弱さ
電車の音に消されて
あの日のバイバイは"さよなら"だったんだね
優しい重さが右手に残ってる
今でも覚えてる

こんなに遠い街で
出会ってしまったふたつのはぐれ雲が

またちぎれて
それでも僕は
この街で毎日を過ごしている

君がいたから少しずつ大人になってきた
小さなむかしの恋の傷いやして
誰よりいつもそばにいてくれたのは…

あの日呼び止めた背中
振り向いたまま連れ去って
遠くへとふたり流れた
あまりにもそのぬくもりが確かで
永遠なんて言葉さえ
不必要に感じてた
優しい寝顔が肩にもたれてた
いつまでも覚えてる

君がいなくなることを
いつもどこかでわかりながら
それでもそのぬくもりがこの愛しさが確かで
愛してるという言葉さえいらなくて
あの夕焼けの影に包まれて行ってしまった
優しい横顔がいつも笑ってた
ずっと忘れない
2007/4/18 16:52
HP