過去ログ46
2007/4/15 3:09
#mtg毎度お世話になっております君のおかげで
という台詞を
使うタイミングが
徐々に解り始めた
まだ君に
いや この人生で
使った事は無いけれど
きっと上手く言えるだろう
ただ
言う前に君が
何処かに
行ってしまったりしたら
その時に
初めて使う事になる
そう思うと胸が
痛くなった
君のおかげで
詩が書けているよと
言ったりしたら
首傾げるだろう
でも俺はそれを見て
笑いたいだけだろう
君のおかげだと
言う前に君が
何処かに
行ってしまったりしたら
その時に
初めて使う事になる
そう思うと胸が
苦しくなるけど
それも多分素敵だよ
君のおかげで
という台詞を
使いたいような
使いたくないような
君のおかげで
幸せでした
なんて死ぬ前みたいだ
それは違うな
多分そのうち
思いつくだろうから
今日はもう寝るとします
おやすみなさい
また明日
2007/4/15 3:09
#時雨月曜日君がこの躯から視線を逸らすのは
薬指に繋がれた鎖に
一人じゃないことを思い知らされているからね
規則的に並ぶ文字が
偽りの愛を語らうかのように
君への歌が
眠る私を支配していく
宛てる事も出来ない切なさが忘れられない感覚を呼び起こす
絡み付く指の跡
八つ当たりなんかじゃなく本心だった事を君は知らない
優しい君は私の為に知らないと言い続けてくれる
2007/3/31 15:59
#サオリ幸せ窓際の花瓶
優しいあなた
それだけで十分だった日々
2007/3/23 17:01
HP
#5or6roomあなたに僕の書いたものを見せると
さっぱりわからないわ、と首をかしげるから
だからあなたのことが好きになったんだよ、と笑うと
じゃあ何故いつも机にずっといるの!と怒って
僕の書いた原稿用紙をビリビリと破って
居間にドカドカとせんべいの袋持って座って
バリバリと拗ねてテレビばっか見て
呼んでも振り向いてくれないから
ため息ついて続きを書いていたら
どうして追いかけてくれないの!とまた僕の部屋にやってきて書いた原稿用紙をビリビリと破って
居間にドカドカとポテチの袋持って座って
バリバリと拗ねてテレビばっか見て
呼んでも振り向いてくれないから
深くため息ついて続きを書いていたら
なぐさめにきてもいいじゃない!とまた僕の部屋にやってきて書いた原稿用紙をビリビリと破ろうとして
ふと
僕の書いた字を読んでくれた
ごめんね
しばらくその紙を眺めて
僕の顔をやっと見てくれて
微笑んで
ならちゃんと声出して謝りなさいよバカ!
とドカドカまた居間に戻って行った
けど
あの紙は破らないでちゃんとポケットにしまってくれたみたいだ
というのも
僕が洗濯した彼女のズボンから
クシャクシャになって出てきたから
帰ってきたら
今日は居間にいよう
何も話さないことが多くても
それはそれで幸せ
2007/3/6 9:21
#・透明の意味妥協ではなく
悲しみではなく
ましてや
あきらめなどではないのだろう
変わりゆく世界を
ほお杖をついて
ながめていることは
そうしているうちに
見えてくるものが
知らずのうちに
自分を変えているならば
世界から
あるいは
自身の芯なるものから
つねに自分は
見つめられている
とはいえまいか
ビルの直線的な影の中に
青々とした葉の裏側に
そよいだ風のほんの吹き返しに
驚くべき
かつ
まっとうな
価値を見出だしたとき
私の中の透明は
途端に意味を失うのだろう
2007/2/19 10:34
HP
#有路109懺悔手錠に組み込まれた配列の条件が君に合致して油断して取り逃がした表情を見逃さない、浅ましい私
落ちこぼれは冷蔵庫の前で俯いている
君は体を張って私を守りました、私は、それからなんにも返せていない
じりじりと焦げそうな下で君にしがみつきながら、視界がぐるぐる変わるのを眼を細めて見ていたころの私に今、私が言いたいこと
うつくしいものは消え行くものばかり
触れるものは冗談ばかり
躓いても成長しないことばかり
そして両手を罪にそめて生きることに安寧を感じている不一致と
背徳を逆撫でしながら綱を巡ることばかりの日常事を
そして相変わらず消え行くものへ心をこめる
絶対的にこれから支配されていくの、
それらは私を包むだけ
日常へ戻れるかしら
嘘ばかり生きて
魂の浮遊で
ジャスミンを口ずさんで
背徳しか愛さないで
2007/1/17 21:23
HP
#Aこの煙草
この煙草を一本吸う間に何か書こう
たとえば
煙草が燃える音はジリジリと聞こえる
たとえば
煙草が燃え進む様はマグマのように見える
そんなことでいい
たとえば君にとっては
音はジリジリとなんか聞こえなくて
たとえば誰かの目には
火種よりも灰の方が印象深い
だからそれでいい
書くのはそんなことでいい
問題は
つい今し方、煙草を消してしまったことだ
[site]
庭は地球
2007/1/7 5:40
#R&Kバイバイクリスマスが終わる
1時間と10分前
あたしの全部は終わった
たった2週間の中で
ひとつだけの幸せと
あなたの想い出
全部が無くなるには
あまりにも早過ぎて
無くなって
消えてしまいたかった
キスの温もりと
抱きしめる腕の強さ
それから、
何を言葉にすればいいのか
解らなくて
あなただけが
真実だったことだけ
忘れずにいようと
愛し合ったあの夜も
泣きわめいたあの朝も
ゆっくりと時が流れていた昼下がりも
喫茶店で過ごした夕暮れも
暖められて眠った真夜中も
全てが幸せだった
2006/12/29 15:22
#5or6唄今日が過ぎ
明日が来ました
素通りしないで
いきませう
やさしい唄です
やさしい声です
やさしい顔です
やさしい日です
手を放したり
握ったり
触れたり
絡ませたり
しませう
あたたかい瞳です
あたたかい肌です
あたたかい心です
あたたかい日です
きみの唄です
きみの唄で
きみの唄
きみの
きみ
きみの
きみの唄
きみの唄で
きみの唄で僕は蘇るのです
2006/12/27 1:28
#時雨君の手すべてが愛に変わる
さり気なくキスをくれる唇も
私を可愛いと
笑ってくれる笑顔も
私よりも少し背が大きくて
優しいあなた
いちばん近くで
朝を待ちたい
朝が来たら
甘いコーヒーと煙草
あなたと私
椅子の低いカウンターで
おしゃべりしよう
2006/12/23 6:00