過去ログ53 2009/3/28 18:07

#ひめまる
-曖昧な-
自分を守る為に
誰かの命を差し出せますか?
誰かの命と引き換えにされた
自分の生

愛する人を守る為に
自分の命を差し出す事
格好良い生き様かもしれない
それでも
残された方になったら
後悔は残りませんか?

白と黒しか
用意された選択肢が無いけれど
白と黒では
全てを結論づけられない
理性だけでも
本能だけでも
導き出せない

1足す1は2にならない
赤に黄色を混ぜても
オレンジにならない

本当はそんな不確かさの中で
生きている
選択の失敗が本当に失敗か
成功が一生続くのか
それすらも解らない
本当に本当に
曖昧な
2009/3/28 18:07
HP

#aoi sora
いつもたったひとつの
きらきらきれいが欲しいんじゃない
ただ透きとおり光るそれら
僕にとって星となる
あのとき君が言った言葉は
僕にとっての剣となる

そうしてずっと
抱えてきた
いつもたったひとつの

万華鏡に輝く星
近くて遠くて届かないけれど
何百年前の今でもきっと
僕は手を伸ばすだろう


きらきらきせきが欲しいんじゃない
ただ当たり前にあるそれら
僕にとって星となり
あのとき君が言った言葉は
僕らにとっての盾になる

そうしてずっと
描いてきた
いつもたったひとつの

万華鏡に輝く星
冷たくて触れられないけれど
何百年前の今でもきっと
僕は手を伸ばすだろう


そうしてずっと
僕らはきっと
与えられてる
いまこの時を
たとえ何億の一であっても
生きていたいと、言いたいだろう

それが
たとえ

万華鏡に輝く星
近くて遠くて届かなくても
そっと、やさしい指先が
触れたいのだと言うだろう

万華鏡に輝く星
近くて遠くて届かないけれど
何百年前の今でもきっと
僕は手を伸ばすだろう
2009/3/19 15:39
HP

#つら
non'title
 
 
そんなふうに呼ばないで
そんな目で私を見つめないで


もう十分追いかけたはず

明けないほどに眩んだ空の夜も

冷え切った体が暖かい朝も


気付きたくないのでしょう
そこに核心はもう無いのだと


私の言葉を濁さないで
よく聞いていて
きっと最後の言葉になる

忙しすぎたあなたと
私のゆっくりとした時のなかで
穏やかさは、そう単純に
明確なまでに失われていた

お互いにもう、今更なのだと

あなたに笑えたら
2009/1/3 23:29

#ミヤ
手すら握らない初めて会った日
状況が違うから比べようがない
アンタとあの人
微かに同じ香り
漂ってたかった

「ほらこっちだよ」って導いてくれたのはアンタなら満ち足りなくなって逃げ出したのもアンタの方


翳ろう 心の隙間にそっと寄り添ってあたしの中に入り込んでは「大丈夫だ」と歌ってくれた
泣いたあたしを優しく抱いて
子どもにするみたいにあやしてくれた
ねえどれだけ願っても望んでも
訪れることない安らぎ
泥だらけで探したアンタの影を見つけられないまま時だけが流れた
いつまでも
笑ってはいられない現実を空っぽの右手に携えてまた 歩く

どんなに探しても願っても永遠なんてなかった
2008/12/10 11:58
HP

#ena
一輪花
.

ぷかぷか煙草を吹かしながら、不確かなまあるい円を描いている。身体は凍えるように寒いせいか、脚は根が生えたのではないかと思うくらい動かない。
まあるい円の中には宇宙の終わりとぼんやりとした神様の存在とただただ恐怖が追いかけっこをしている。頭が良い方ではないのでただその繰り返しだし、球体になるほど膨らむわけでもない。ぷかり、ぷかりと視界が真っ白く染まる。もしまあるい円が球体になる事があればわたしの脚も溶けて春が来るのかもしれない。そしたらあの人が摘んで持ち帰り、暖かく一輪挿しにでも挿してくれるかもしれない。
わたしは花として一生を終わらせなくても済むのかもしれない。
なんて考えていたら夜になり、身体は余計に冷えてまた一人になった。
あの人がわたしの元に来たらまあるい円の話をしようと思うの。きっと優しく撫でてくれるだろうから。
夜は水が冷たくて脚が冷えて仕方ないけど。

見ている満月は赤く笑っているようだった。

.
2008/10/30 17:39
HP

#太陽
君の夢を見た
今さっきの話
自由奔放な君に
夢の中の僕は
嫉妬ばかりして
すごく嫌な男だと思った

でも
それでも夢の中ででも
君に会えて良かった
2008/10/30 7:40

#ミヤ
提示される欲望と
本当に欲しい本質って
どう足掻いても
重なりあう事はないね

分かっていて
認めなくちゃいけない時って


どうしてこうも苦しいのだろう
2008/10/27 22:44
HP

#優
荒んだ心
傷んだ身体
振り返れば
後悔

切なさと
寂しさに
負けてゆく
自身を

誰も皆
結局は
一人だと
思ってた

温もりを
感じれば
それだけが
救いさ
2008/10/3 5:57
HP

#優
君の代わりに
ぼくが泣いても
それで何かが
救われる
わけじゃない

どんなに
無意味なコトと
知りながらも

ぼくは君と共に
今日も泣いている
2008/10/2 6:04
HP

#つら
日曜の朝に
 
 
 
音もなく

さらさらと


初秋の空から

銀糸のように


降り続いて


窓にひとつ、ふたつ

露してく


それを拭うは


誰の優しさか


あなたの温もりなら


今日もまた

一人でいる
2008/10/1 11:55