100号室 桐谷 朱鷺

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2011/3/8 0:44

★桐谷朱鷺
おお、頼もしい。俺も、この学院を辞める事はできそうにねぇよ(テーブルに戻したカップに片手を掛けたまま小さく肩を揺らせば静かな室内だけに笑い声がやや鮮明に聞こえ、相手の言葉には笑みを緩めごく微かに浮かべ)だけど…いっそ慣れてしまえたら楽なのに、と思った事もある。…半端なんて、自分で言っちゃ駄目だよ(諭すつもりはなく小さく相手の言葉に続け、向けられる眼差しと視線を合わせ己に対してではない告げられた相手の気持ちをしっかりと聞き入れれば穏やかに笑み、忘れまいと噛み締めるように瞼を閉じてから伏し目がちに開き)大切な人だったんだな…。…はは、俺なんてこの歳でも上手く甘えられねぇよ?(瞼を上げ、クスリと鼻腔から空気を逃がして笑み)
2011/3/8(火)0:44

★敦賀椛
臨むところや。このガッコ居心地ええんやもん。いっくらでも待てるわな。…年嵩やから、偉いわけでも優れとるわけでもないんよね。(どれくらいの期間だろうとこの場所なら待てるのではと、喉奥で笑ったなら柚子茶を一啜り。手にしていた饅頭はいつの間にか口の中へと消え、相手の言葉に伏せ目がちに殊更ゆっくりと柚子茶に口を付けて)こんな別れに、慣れてもうたら悲しいだけやん。…嫌いんなった訳やないし、フられた訳やないし…中途半端やねえ。(ことりと炬燵の天板に置いたカップの輪郭を指先で優しくなぞりながら、液面に微かに広がる波紋を見つめて。悲しげな笑みは促す様な言葉により温かな微笑みに変わり、伏せていた視線を相手に向けて)ありがとう。側に居ってくれて、好きやって言ってくれて…ほんまに、ありがとうな。(目の前の相手に此処にはおらぬ彼を重ねて、柔らかな声音で告げ終えたなら、片眼から一筋だけ静かに涙を零して)喚いたりは、せえへんよ…恨みたいわけやないもん。未練残しても、しゃーないのは分かっとるし…。(ぐすりと鼻をならし、眦を指先にて撫でたなら相手を前ににっこりと微笑んで)流石にこの歳になるとな、うまく甘えられへんねん。
2011/3/8(火)0:26

★桐谷朱鷺
長ぇよ?きっととてつもなく。…なるほどなぁ…まあでも俺もなんか分かるかも。後輩に何かを教えられる事も多々あるから(相手と視線が合えばその優しげな眼差しに笑みを向け、相手の言葉を己に当てはめてみるも教師と生徒という関係とは少し違うかと首を捻ってみせ)…うん。この学院の皆はホント温かいよな(相手が饅頭を口にすれば己も手を伸ばし、小振りのそれを半分かじってゆっくり咀嚼し頷きを返し)ああ…秘密だって聞いたから、俺が知ってるって事も言わずにいたんだけど。…うん、こういう別れは何度経験しても慣れねぇよな。それが特別な相手なら尚更(相手の心痛は計り知れずゆっくりと1つ瞬きをしてから半分の饅頭を口に入れ、飲み込んで空になった口内を潤わすように柚子茶を口にし、一呼吸置いてからまた口を開き)泣き喚いても、いいよ?あの人に言いてぇ事、吐き出してぇ事…あるなら、俺が聞く。
2011/3/8(火)0:07

★敦賀椛
ふふ、ほなら気長に待ちましょか。いやいや、生徒さんのが優れとるいう事も多々あるんよ。センセが教えられんのは知識だけやからねえ…。(相手の様子に思うところがあるのか、殊更優しげに目を細めて。当然の指摘に肩を竦めては、苦笑いで言い訳を)そーなん?…葉月くん。うちは、ええ生徒さんに恵まれとるね。(饅頭を見つめながらはにかみ、ならばと手を伸ばして。柚子茶片手に饅頭を齧ったなら、相手の言葉に眉を下げて)あはははは、声掛けてくれた時からまさかとは思ってたんやけどね…知ってたんやねえ。(空笑いを繰り出し、次の瞬間には溜め息。柚子茶をちびりと舐めたなら相手を見遣って)…すごーく、驚いたわ。ま、いつまでも一緒に居れるとは思ってへんかったんやけど…こんなに早く、こんなに急に、なんてなあ…。
2011/3/7(月)23:45

★桐谷朱鷺
…いつか絶対戻ってくるから、習えるよ。つか椛さんが教える側じゃねぇの?(願いにも似た思いを込めた呟きを洩らし、相手の職業を思えば小さく喉奥で笑いを零し、無理に飲食を勧める気はないのかカップを両手に包み両手を温めながらのんびりと口を開き)饅頭は、さっき、今夜のために貰ったんだよ。椛さんに会うって言ったら(ゆっくりと呼吸をしながら再びカップを持ち上げ口を付け、視線を相手に向ければ静かに嚥下し)…びっくりしたろ、椛さん。三浦さんと特別な仲だったって、聞いた。
2011/3/7(月)23:34

★敦賀椛
1人の子が?ふえー、すごいなあ。綺麗に描けとる、習いたかったわあ。(相手の言葉にうつむき加減に覗いて居たカップから顔を上げ、改めて絵を見回し。専門外の画材で描かれたそれらを前に、本気ともつかぬ呟きを。小さく笑みながら視線を炬燵の上へ動かし、パック開く相手の仕草を見てくすりと)なんや、朱鷺くんは貰い物が多いみたいやなあ。…そんだけ、みんなに慕われとるちゅーことやんな。(こちら見る相手を見遣り穏やかに表情を緩めたなら、少しして小さく息を吐いて)なーんや、落ち着くね。こうやって誰ぞと話しとったら、悩むんも阿呆らしいなって来た。
2011/3/7(月)23:19


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