落葉亭
過去ログ47
2014/12/11 9:07
▼chiharu2014年、10月
蜜柑剥く手の止まりたる言葉かな
秋風や腹くくりたる子の進路
ロビーまで金木犀の香の届く
青きまま落つる団栗拾ひけり
石投げる少年ひとり秋の海
銀杏散るテラスに予約席の札
迷路めく京の路地裏式部の実
起きてすぐ海を見に行く野分あと
朝寒やワイシャツに袖通すとき
鰯雲遠くの街に君のゐて
ソネットに流れるリズム中也の忌
紅葉且つ散るいにしへの石畳
初めてのデート月夜の観覧車
ハムスターを埋めたるところ草の花
句作りを生き甲斐にして秋の暮
ハロウィンの子等の集まる渋谷駅
木洩れ日の射し込んでゐる葡萄棚
海岸にひとり色なき風の中
2014/12/11
▼chiharu第13回鎌倉全国俳句大賞
小澤実選、佳作
桜蕊降る鎌倉の切通し
2014/12/3
▼chiharu山茶花、平成26年11月号
終戦の日や読み返す罪と罰
師の快癒願ふ七夕飾りかな
単線の次の電車を待つ残暑
縁側に足なげ出して西瓜喰ぶ
2014/11/15
▼chiharuホトトギス、平成26年11月号
冷房に上着一枚手放せず
夏休吾子と大蛇を首に巻き
2014/11/15
▼chiharu蜜柑剥く手の止まりたる言葉かな
秋風や腹くくりたる子の進路
ロビーまで金木犀の香の届く
青きまま落つる団栗拾ひけり
石投げる少年ひとり秋の海
銀杏散るテラスに予約席の札
迷路めく京の路地裏式部の実
起きてすぐ海を見に行く野分あと
朝寒やワイシャツに袖通すとき
鰯雲遠くの街に君のゐて
ソネットに流れるリズム中也の忌
紅葉且つ散るいにしへの石畳
初めてのデート月夜の観覧車
ハムスターを埋めたるところ草の花
句作りを生き甲斐にして秋の暮
ハロウィンの子等の集まる渋谷駅
木洩れ日の射し込んでゐる葡萄棚
海岸にひとり色なき風の中
2014/11/15