┼ 鎖唄 ┼

過去ログ541 2010/5/6 4:21

投稿者:煙星詩人
惑星と人


宇宙の真空にも吸われない地球の大気

地球の回転にもついていくうごめく海水

携帯の電波にも反応する大気圏の電子達

言葉を光に変えて暗闇で点滅する深海魚の群




当たり前の現象が実はかなりな確率の上に成り立っているのかもしれない

明日人類が生存できる気候が地球上で継続される確率は宇宙全体の面積をみれば驚異的な数字になるのかもしれない




それでも今朝もどうやら大丈夫そうである

カーテンの外がうっすらと明るくなってきているような気がする


「ありがとういつも太陽さん。」


一瞬だけでも安心させてもらいます


もう眠ってもいいですよね…?


[次のお題は?]
「太陽」「中心」などセンター系でお願いします
5/6 4:21

投稿者:トイ
夜に広がる宇宙
薄く目を開けて見つめた空中は
ややもすると滲んで輪郭を現した

不揃いな木目は
まるで渦巻く海のようで
まるで果てない宇宙のようで

私はなんてちいさくて
なんて弱いのだろうと
それでも息を吸って吐いて
手足をばたつかせて地面を駆けているのだと

宇宙にひとつ、
すうと星が滲み流れて消えた
[次のお題は?]
深海
5/5 22:12

投稿者:W
うつわでなくなった空の体
ぼんやり、霞んでゐて
真白だと、思ってゐた

この目に映る、空は低く、
角があり、狭く、侘びしく、

哀し、寂し、わたし、


生命の灯火
静かに
消えゆく
麻痺した感覚
失くした
小さな、それは小さな、
芽生え始めた
輝く前の
生命の灯火


ぼんやり、滲んでゐて
真白だと、思ってゐた


空ではなく
白ではなく
もはや此処に
命もなく
[次のお題は?]
天井
5/5 11:08

投稿者:ひより
綿毛
しがみついていればいいんだと思ってた

これが夢の手触りだと思ってた

黒い部屋のなかでも
緑の川のうえでも
白い空のしたでも

変わらずやわらかくあり続けてくれるそれが
僕の居場所なんだと思ってた
[次のお題は?]
白い空
5/4 23:50

投稿者:よしただ
27歳
殻を
これはどこから
吹いてくるのだろう
息苦しさを
癒す流れを感じる
何も見えないのに
新しい空気を感じれる

ここはどこだろう
何も分からない
でも
僕の音は聞こえる


少しずつ
周りが狭くなって
少しずつ
ほかのことを感じれるようになって
少しずつ
息苦しくなる

硬い何かが
僕を固める


流れが冷たくなってきた

いやだ
イヤだ
嫌だ


あの温かさが
僕の温かさが
消える


そんなの
嫌だ!


ーバリンー
[次のお題は?]
綿毛
5/2 1:57

投稿者:にゃむこ
■花■
 
明るいピンク色の
小さな花のつぼみは
まだ夢心地。
きゅっと
かわいらしく抱き合っている
柔らかく、固い花びらを
破らないように
夜明けいろの指先で
ひとつ ひとつ
ほどいては
つぼみから離した。
綿のように柔らな、土の上へ
そっと
ひとつひとつ落としてゆく。
それはほのかに甘い
ピンク色の夢の香が
永遠に褪せてしまわないように
わたしのした
ほろ苦い思いやり。

[次のお題は?]

4/30 8:48

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